痛みと関連した症例の経験

本島昭洋 痛みと関連とした症例の経験 臨床精神医学 1996;25(12):1489-1495 Kleinmanによると、病とは経験であるが、痛みのなかには、実につらく苦渋に満ちた経験があると考えられた Heibronnらは、pain pron disorderと名付けて特徴を上げている 臨床的特徴…

身体表現性障害患者への対応

佐藤寿一 身体表現性障害患者への対応 現代医学 2015;63(2):147-148 身体表現性障害への対応のポイントは、1共感的態度を示す、2身体的に異常がないことを保証する、3症状が表れる機序(病態)を説明する、4症状と付き合う各画が必要であることを説明す…

身体表現性障害

佐貫一成、山本晴義 身体表現性障害(身体症状症および関連症群) 臨床と研究 2016;93(5):626-632 身体症状症 DSM-V DSM-IVに比べて実用性を重視。その一方で診断基準の中では、身体疾患の有無や病因論には触れられていない 身体症状症の治療 身体症状の意味…

慢性疼痛における精神科的併存症の治療

村上伸治 慢性疼痛における精神科的併存症の治療 臨床精神医学 2013;42(6):765-769 身体化障害とは、若い頃に始まり、疼痛をはじめとした多彩な身体的症状が、身体的原因がわからないまま長期間継続するものをいう。典型的な例をイメージするなら、若い頃か…

身体表現性障害における疼痛性障害

宮地英雄 身体表現性障害における疼痛性障害 産科と婦人科 2013;80(7):901-905 疾患概念に共通しているのは、身体症状は呈しながら検査所見が陰性、あるいは身体的障害が存在したとしても、症状を説明できない程度のものであること、心理的要因について話し…

身体表現性障害

土井永史、鮫島達夫 身体表現性障害 診断と治療 2011;99(6):959-963 身体表現性障害は、精神的苦悩と疾患行動が変容し肥大したものと記述できる 一般に未熟で依存傾向の強い人や自己顕示欲の強い人、不安が強い人の場合には、他者に対する身体症状の訴えが増…

多彩な身体症状の奥にある心の傷 身体表現性障害

松田孝之、氏家武 多彩な身体症状の奥にある心の傷 身体表現性障害 小児科臨床 2010;73(1):56-60 すべての身体表現性障害に共通した単一の治療法はないが、医療への強い依存を軽減し、症状への固執を解き、もてる機能を回復し、感覚のコントロールを高め、自…

心療内科的アプローチのコツ 機能性消化管疾患の治療のコツ

水野泰之、福永幹彦 心療内科的アプローチのコツ 機能性消化管疾患の治療のコツ Modern Physician 2011;31(3):345-347 心理療法の目的 心の変化を介して身体症状の改善を図る 症状によって起こっている障害の軽減を図る 「この病気はね、すこし変わっている…

承認(validataion):感情調節困難な患者との治療的関わりにおいての承認の意義

遊佐安一郎 承認(validataion):感情調節困難な患者との治療的関わりにおいての承認の意義 精神療法 2014;40(6):851-857 Linehanは承認を「セラピストが患者に対して、患者の反応は現在の生活において当然のことであり、理解可能なものだと伝えつことである」…

身体表現性障害

佐貫一成、山本晴義 身体表現性障害 臨床と研究 2016;93(5):626-632 身体表現障害から身体症状症への改変 DSM-V 身体症状症 DSM-IV 身体症状症、鑑別不能型身体表現性障害、疼痛性障害、心気症(身体症状のあるもの) DSM-V 心気症(身体症状のないもの) DS…

身体的苦悩症候群の治療モデル

太田大介、山田宇以 身体的苦悩症候群の治療モデル 医学と薬学 2014;71(9):1573-1581 身体苦悩症候群は10の機能性身体症候群、身体表現障害をほぼ包括している概念であることが示されている 太田によれば、森田療法の文脈で身体表現性障害を見た場合、患者…

身体表現性障害患者への対応

佐藤寿一 身体表現性障害患者への対応 現代医学 2015;63(2):147-148 身体表現性障害への対応のポイント 1 共感的態度を示す 2 身体的に異常がないことを保証する 3 症状が表れる機序(病態)を説明する 4 症状を付き合う覚悟が必要であることを説明する 5 外…

幼少期ストレスが成熟期における慢性疼痛に及ぼす影響

#1 西中崇、中本賀寿夫、徳山尚吾 慢性疼痛に対する幼少期ストレスによる脳神経機能異常への影響 日薬理誌 2017;149:79-83 #2 西中崇、中本賀寿夫、徳山尚吾 幼少期ストレスが成熟期における慢性疼痛に及ぼす影響 日薬理誌 2017;149:134-138 #2 マウス後肢に…

痛みのカウンセリング

田代雅文、細井昌子 痛みのカウンセリング:受容を目指した治療的対話の創造 Practice of pain management 2013;4(3):164-171 現在の症状のみを「その症状をもつ人間が生活している背景」から切り取って、医学生物学的モデルだけで解釈しようとすると、理解…

慢性疼痛医療における「支える医療としてのマインドフルネスプラクティス」のすすめ

田代雅文、有村達之、細井昌子 慢性疼痛医療における「支える医療としてのマインドフルネスプラクティス」のすすめ:忙しい日常診療に悩むすべての医療スタッフに有用な心理学的方法 日本運動器疼痛学会誌 2015;7:190-195 「強くて何度も知っている(と思っ…

慢性疼痛の心身医学的診察

田代雅文、山田信一、山本洋介、伊達久、細井昌子 慢性疼痛の心身医学的診察:治療的対話の工夫 慢性疼痛 2013;32(1):79-87 痛みは「感覚+不快情動」体験なので、深い情動へのアプローチとして治療的対話が重要となる 「だからそれはその、起こした原因だけ…

痛みのカウンセリング

田代雅文 痛みのカウンセリング ー承認から受容、そして変容に到る道のり ー 最新医学 2016;71(12):2482-2485 脳梗塞で脚が麻痺して歩けなくなった患者のリハビリを例にとってみよる。「ある日突然に脚が麻痺した」という現実は受け入れがたいものである。「…

痛みのClinical Neuroscience

痛みのClinical Neuroscience (雑誌 最新医学 連載)#1 牛田享宏 痛みのシリーズを始めるにあたって 最新医学 70(7): 1262 -1265 2015 #2 小山なつ, 等誠司 痛みの概念を歴史から振り返る 最新医学 70(8): 1690 -1693 2015 #3 北原雅樹 生物心理社会モデルか…

旭川医科大学病院緩和ケア診療部

阿部泰之 旭川医科大学緩和ケア診療部 Locomotive Pain Frontier 2017;6(1):40-43 患者さんに痛みをいったん「全部なくせいないもの」と認識してもらうことが重要であり、さらに医師である私にも明確な答えがないことを開示して関係を作っていくのがよいと考…

認知症とは何か

小林直人、田子久夫、丹羽真一 認知症とは何か 臨整外 2017;52:605-609 アルツハイマー型認知症 Alzheimer's disease AD 60% 緩徐進行(年単位で悪化) 近時記憶障害(最近生じた出来事の記憶が欠落、スクリーニング検査で3単語の遅延再生が不可、即時再生は…

慢性痛患者の心理アセスメントのキーポイント 慢性痛と怒り

田村雅文、有村達之、細井昌子 慢性痛患者の心理アセスメントのキーポイント 慢性痛と怒り 日臨麻会誌 2017;37(3):388-396 痛みの強さそのものよりも理不尽感を治療対象とする認知的アプローチは、慢性痛患者において有用であると筆者は考える ”取り返しのつ…

posttraumatic anger 理論的背景と臨床的意義

大江美佐里 posttraumatic anger 理論的背景と臨床的意義 トラウマティックストレス 2014;12(1): 53-60 扁桃体を主体とした辺縁系 攻撃行動 眼窩前頭皮質、前帯状皮質を中心とした前頭葉 抑制調節機構 感覚系での処理、認知的評価の過程での要因により攻撃行…

痛みに悩んでいるあなたへ

痛みに悩んでいるあなたへ (KUP医学ライブラリ)作者: 外須美夫出版社/メーカー: 九州大学出版会発売日: 2017/07/03メディア: 単行本この商品を含むブログを見る

digital signage

なんちゃってdigital signage 用意したもの 古いmac mini 2011 SSDに交換、暑くなるので冷却ファン 古いモニタ powerpoint for mac データ コンテンツをスライド・ショーで掲示 powerpointのスライド・ショーは時々クラッシュする。画面共有をつかって作動チ…

医療費抑制に新たな視点 下 科学的根拠に基づく改革を

医療費抑制に新たな視点 下 科学的根拠に基づく改革を 日本経済新聞 経済教室 2017/05/12 津川友介 欧米では政策の制度設計は科学的根拠に基づくべきだとの考え方が浸透している 医療経済学で最も基本的な数式は「医療費=P(医療サービスの単価)xQ(消費され…

放送大学学習メモ

選科履修生として、半期に2単位程度履修中 科目の選択 試験日はあらかじめ日程が決まっている。土日しか試験を受けられない場合は、それを考慮の上を科目を決める。 日々の学習 TV放送 HDレコーダで録画 ラジオ放送 BSでラジオが放送されているが、それはHD…

心理社会的因子が影響している痛みへのアプローチ

細井昌子 心理社会的因子が影響している痛みへのアプローチ JOHNS 2016;32(5):629-632 痛みの定義 国際疼痛学会 1994 組織の実質的あるいは潜在的な傷害に結びつくか、このような傷害を表す言葉を使って述べられる不快な感覚・情動体験 つまり、本人が痛いと…

痛覚の不思議

痛覚のふしぎ 脳で感知する痛みのメカニズム (ブルーバックス)作者: 伊藤誠二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/03/15メディア: 新書この商品を含むブログを見る

運動器に対する疼痛管理の重要性

志波直人 運動器に対する疼痛管理の重要性 臨整外 2016;51(10):952-956 廃用による筋萎縮 活動性低下の早期から萎縮が大きく、一日0.5-1%の萎縮がおこる 加齢による筋萎縮 一年に約1% サルコぺニア 身体機能障害、生活の質の低下、死のリスクを伴うもので…

薬物で解決できない慢性疼痛

笠原諭、國井泰人、丹羽真一 薬物で解決できない慢性疼痛 臨整外 2017;52(1):76-79 慢性疼痛の治療を難渋化させる最初の要因として、パーソナリティ障害の合併がある パーソナリティ傷害の有病率 一般人口 9-15.7% 慢性疼痛外来 40-70% 筆者の外来患者 強…