ストーリーで理解する痛みマネジメント8 痛みの評価(3)

永田将行, 江原弘之 ストーリーで理解する痛みマネジメント8 痛みの評価(3) スポーツメディスン 32 (10):41-44, 2020.

  • 評価において、運動機能に対する適切な評価は必須です。しかし、慢性疼痛だからといって特別な評価法があるわけではありません。腰痛の場合、急性でも慢性でも心理社会的側面に対してのケアをまずは常に意識することが重要で、評価結果から得た情報を工夫して運用していく必要があります。
  • 両選手とも、それぞれに心理的な特性があり、そのことが痛みの悪循環の一因となっていることが推測されます。独特な価値観やコミュニケーションの方法は社会的な孤立を生じやすく、適切な介入を受ける機会が少なくなってしまうことが予想されます
  • これらのような正確や言動はあくまで個性であり、所属するコミュニティに合うように矯正しようとするのではなく、個性をそのまま認めていくことが問題解決の第一歩になります。