2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧
痛みは大きく2つの要素に分けることができる 主観的な知覚としての痛み 完全に、永久に個人的な体験 客観的に観察可能な”反応”としての痛み 1 頻脈、散瞳、発汗といった反射的・生理的は反応 警告刺激としての痛みに対する生態の防御反応 主として急性痛 2 …
増田芳之 慢性疼痛への理学療法―がん症例 PTジャーナル 2012;46(2):131-136 Saunders 禅の痛みを全人的疼痛(total pain)と捉え、4つの因子があるとした。身体的疼痛physical pain, 精神的疼痛 psychological pain, 社会的疼痛 social pain, スピリチュアル…
白井誠、碓井千晴、篠田陽平、田中孔明、望月英樹 慢性疼痛への理学療法―脳卒中と神経障害 PTジャーナル 2012;46(2):123-130 患者の痛みの多面的評価 「痛み表現」「痛みに対する反応」「生活・人生における痛みの影響」の3つの側面について評価を行う 痛み…
運動器の痛みの要因は、画像診断で判別できるようなタイプの構造的な異常によるものよりも、機能的な異常によるものの関与が多いことを示唆 機能的な痛みが出現する部位では、骨関節靭帯とともにった器官だけでなく、筋が大きな役割を演じていることが推察さ…
pain matrix S1,S1と視床(とおそらく島葉後部) 疼痛の識別に関連 前帯状回と島葉前部 情動的要素に関連 前頭前野 疼痛にまつわる高次機能に関連 神経障害性疼痛時に特にS1の体部位再現地図(somatotopy)の機能再構築(reorganization)が観察され、罹患部位に…
患者はその痛みのみならず痛みにより引き起こされた苦痛を含めて痛みとして訴え、それを取り除いて欲しいと願う 痛みは伝達とこの不快情動の2つをもって警告信号としての役割を果たす 人間は、「痛い感覚」と不快情動を伴うものである痛みがなくなることを…