2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 半角カナ/osirix/dcm4chee

viewer;osirix, server:dcm4cheeのsystemで患者名の半角カナの文字化けについて 今までの経過 20100331 20091101 osirix 3.7.1でローカルデータベースウィドウの文字化けは解消していたが、クエリ/リトリーブウィンドウは文字化けのままだった。 osirix 3.8…

痛みにおけるNOの関与

松村伸治、阿部哲也、芦高恵美子、伊藤誠二 痛みにおけるNOの関与 Bio Clinica 2008;23:397-403 NO 神経型(nNOS,NOS-1)、内皮型(eNOS,NOS-3)、誘導型(iNOS,NOS-2) 我々は、神経因性疼痛のあるものは末梢神経からの異常入力が主要因で脊髄後角のグルタミン…

疼痛研究の新展開

仙波恵美子 疼痛研究の新展開 Bio Clinica 2008;23:394-396 病的痛み 炎症性疼痛と神経障害性疼痛 慢性痛は単に痛みが長引いているだけではなく、持続する痛みのために中枢神経系に過疎的な変化が起こり、さらに痛みが増強している状態をいう 最近のトピック…

しびれを訴える患者への対応

葛原茂樹 しびれを訴える患者への対応 老年精神医学雑誌 1994;5:579-587 純粋な感覚障害だけでなく、運動障害や痛みまでを含む何らかの異常な感じの訴えが、老年者ではすべて「しびれ」として表現される傾向がある 日本語の「しびれる(痺れる)」は「体の一…

精神科で見られる持続性の痛み

宮地英雄、鈴木志保子、宮岡等 精神科で見られる持続性の痛み 痛みと臨床 2006;6:290-294 lecture points 持続性の痛みでは、痛みが出現する前後の生活史や症状を詳細に尋ね、痛みに関連する問題を整理し、症状に対応する必要がある 慢性疼痛や心因性疼痛と…

精神医学からみた疼痛と線維筋痛症

宮岡等 精神医学からみた疼痛と線維筋痛症 Pharma Medica 2006;24:31-33 先日、アメリカの某有名ペインクリニックの看護師に会う機会があった。「線維筋痛症という病名は、まだまだ診断基準も曖昧に思えるが、なぜあなたたちは積極的に使うのか?」と尋ねた…

痛みの精神症候学

重田理佐、濱田英伯 痛みの精神症候学 臨床精神医学 2008;29-32,2008 疼痛障害の概念は心因の関与を巡って変遷を繰り返してきた DSM-I,II 「情緒的原因によって起こった身体的症状」が心理生理学的障害と記載されている DSM-III 心因性疼痛障害 心理的な要因…

谷川浩隆 身体診療科における心身医療 −歯科と運動器との共通点からの検討 歯界展望 2009;113:1136-1140

口腔や顔面の疼痛の症状は頚部痛や肩こりなどの整形外科で扱う運動器疼痛と類似している点が多い 精神科を受診する患者は身体症状の原因が心理的なものであるとみずから気づいているのに対し、整形外科を受診する患者は、たとえ心理的原因があってもそれを認…

痛みの脳科学

佐藤公道 痛みの脳科学 科学 2006;76:728-733 IASP 痛みの定義 1979 委員長 H.Merskey 組織の実質的あるいは潜在的な損傷に結びつくか、このような障害を表す言葉を使って述べられる不快な感覚、情動体験 原因となるような身体的(器質的)な変化が見当たら…

がんの痛みと麻薬性鎮痛剤

鈴木勉 がんの痛みと麻薬性鎮痛剤 科学 2006;76:723-727 モルヒネの精神依存は、中脳辺縁ドパミン神経系の起始核である腹側被蓋野に分布するμ受容体に結合すると、抑制性の介在ニューロンであるγアミノ酪酸(GABA)神経系を抑制して、中脳辺縁ドパミン神経系の…

中井吉英、阿部徹也 心療内科よりみた慢性疼痛と今後の課題 科学 2006;76:720-722

慢性疼痛は’total pain’としての様相を呈する。単に生物学的要因のみならず、心理的要因、社会的・環境的要因、行動的要因、患者によってはスピリチュアルな要因が関係し合いながら病態を形成する。とくに、行動的要因は慢性疼痛の診断や治療に際しては重要…

スポーツ医学の現場から

佐藤のり子 スポーツ医学の現場から 科学 2006;76:713-715 スポーツ障害におけるペインコントロールの意義は、急性期と慢性期では大きく異なる 急性期においては、選手に痛みを覚えさせないことが重要である。痛みを覚えたからだは臆病になる。選手らは運動…

痛みをめぐる社会状況と治療の進展

花岡一雄 痛みをめぐる社会状況と治療の進展 科学 2006;76:700-704 長期間に渡って患者が痛みを感じていると、ちょうど、聴覚や視覚のように、痛みも脳内に記憶されることになる。本来の疾患が治癒しても痛みの記憶だけが取り残されたために患者が苦しむこと…

 疼痛診断におけるfMRIの可能性 麻酔 2009;58:1350-1359

疼痛関連脳部位 pain matrix 弁別、情動、認知という痛みの3成分のいずれかを担う 視床、第一次、第二次感覚皮質、島皮質、前帯状回皮質、前頭皮質 fMRIの原理 fMRIは脳血流の絶対的変化をとらえるものではない。神経活動を高めた神経細胞の周囲には酸素飽…

経皮コルドトミーの経験 ー脊髄痛覚伝導路の不思議

長櫓巧 経皮コルドトミーの経験 ー脊髄痛覚伝導路の不思議 麻酔 2005;54:S44-S55 経皮的コルドトミー(percutaneus cervical cordotomy;PCC)は、脊髄の痛覚伝導路が位置している前側索を破壊して鎮痛を得る方法である。現在第1−2頚椎間で施行され、主にがん…