2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

松本英央、吉川雅博、住谷昌彦、石黒浩 “よい聞き手”を目指した人に同調するアンドロイド 日本ロボット学会誌 2011;29(10):879-882

我々は痛み外来pain clinicの診察にアンドロイドを同席させる実験を行っている 一般的にカウンセリングで重要なことは「よい聞き手」になることだといわれる。そこで、我々のグループでは、この認知行動療法を効果的に行うため、人間に酷似したアンドロイド…

腰痛は「自分」で治せる作者: 矢吹省司出版社/メーカー: 創英社/三省堂書店発売日: 2013/11/26メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る

ひとりで苦しまないための「痛みの哲学」

ひとりで苦しまないための「痛みの哲学」 ASIN:9784791767397 第一章 「この痛みは何なのだろう」とまったく意味付けできないときに、その感覚はいつまでも痛み続ける。どうもその物語化・意味化との関係でこの慢性疼痛を捉える必要がありそうだということま…

篠原仁、北原雅樹 症例から学ぶ慢性疼痛 臨整外 2013;48(11):1101-1106

生物医学モデル 痛みには生物医学的原因(たとえば急性虫垂炎や、外傷による骨折など)が必ずあり、その原因を物理的治療法(手術や薬物療法など)で除去すれば痛みは必ず寛解し、いたみの寛解は患者の機能障害の減少に直結するというある意味ごく当たり前の…

運動器慢性痛診療の手引

運動器慢性痛診療の手引 日本整形外科学会 運動器疼痛対策委員会 編集 (非売品) p2 運動器における痛みとその対応 国際疼痛学会 痛みとは、実質的または潜在的な組織損傷に結びつく、あるいはこのような損傷を表す言葉を使って述べられる不快な感覚・情動…

慢性頚部痛に対する視線方向認知課題の効果

信迫悟志、大住倫弘、前岡浩、森岡周 慢性頚部痛に対する視線方向認知課題の効果 日本運動器疼痛学会誌 2013;5(2):124-131 痛みの慢性化に伴う中枢変化の一つに、脳内での感覚情報間の不一致が挙げられている。すなわち、予測された感覚フィードバックである…

運動器疼痛と空間

高橋弦 運動器疼痛と空間 日本運動器疼痛学会誌 2013;5(2):99-107 空間 環境空間と身体空間 体性感覚 感覚受容器に由来する感覚 運動器疼痛の考察のためには、病変部位、疼痛感覚部位、疼痛知覚部位という概念が有用 疼痛感覚部位と疼痛知覚部位は機能的存在…

ひとりで苦しまないための「痛みの哲学」作者: 熊谷晋一郎,大澤真幸,上野千鶴子,鷲田清一,信田さよ子出版社/メーカー: 青土社発売日: 2013/10/24メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る

私が心理アセスメントに目覚めたわけ

伊達久 私が心理アセスメントに目覚めたわけ ペインクリニック 2013;34(6):841-845 慢性痛が遷延化する患者の多くには、心理・社会的な要因が隠されていることが多い。著者の独断と偏見であるが、慢性痛患者で難治化する場合は以下の4つのどれかに合致する…