2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧
大国生幸、原田孝 疼痛治療とリハビリテーション EBM ジャーナル 2005;6(4):456-461 理学療法とは、運動や物理刺激に対する生体の生理的反応を利用して鎮痛、柔軟性、可動性、循環の改善、身体アライメントの改善、拘縮、変形の矯正、筋力増強、持久性体力の…
細川豊史 痛みに対する光線療法の有効性を裏付ける基礎研究について EBM ジャーナル 2005;6(4):450-455 光線療法には、低反応レベルレーザ、直線偏向近赤外線、キセノン光を用いた治療機器がある。 直線偏向近赤外線、キセノン光は温熱刺激効果もあるので、…
中村卓、佐伯茂 薬物治療 ステロイドホルモン EBM ジャーナル 2005;6(4):424-427 ステロイドホルモンの鎮痛機序 明確な機序は不明 神経の浮腫に対する抗浮腫作用、抗炎症作用(PG抑制 ) 副作用 感染症の誘発、増悪、骨粗鬆症、骨折、副腎不全、離脱症候群、…
森脇克行 痛み治療に必要なEBMの知識 EBM ジャーナル 2005;6(4):410-416 国際疼痛学会 痛みの定義 何らかの組織損傷が起こったとき、あるいは組織損傷が起こりそうなとき、あるいはそのような損傷の際に表現されるような、不快な感覚および情動体験 痛みは主…
表圭一 痛み疾患の分類と痛みの発生機序 EBM ジャーナル 2005;6(4):400-408 1979 国際疼痛学会 IASP 痛みの定義 組織の実質的あるいは潜在的な障害に関連して起こる、またはこのような障害を表す言葉を使って述べられる不快な感覚および情動体験 痛みは複雑…
看護者発 痛みへの挑戦作者: 深井喜代子出版社/メーカー: へるす出版発売日: 2004/05メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (1件) を見る看護に役立つ臨床疼痛学作者: 柳田尚出版社/メーカー: 日本看護協会出版会発売日: 1996/01メディア: 単…
北原雅樹 慢性疼痛の集学的治療 ー日本の現状を分析して 慢性疼痛 2003;22(1):39-42 MPT (multidisciplinary pain treatment)は治療モデルのパラダイムシフトの上に成立している 従来の板に治療の考え方 生物医学モデル 痛みには生物医学的原因がかならずあ…
事故後の遷延性疼痛や医療行為の後に長期間続く痛みの場合、その頃までは微細な神経損傷や神経系のsensitizationなどをその理由として考えていたが、むしろオペラント機序に基づく疼痛行動の学習という見方の方が妥当である症例の方がはるかに多いという考え…
ペインクリニック 2003;24(10)の特集は「慢性疼痛におけるチーム医療の実践と課題」有田英子、花岡一雄 東京大学医学部付属病院麻酔科痛みセンターでの実践と課題 ペインクリニック 2003;24(10):1336-1343 慢性疼痛症例においては、患者自身が苦しむだけでな…
仙波恵美子 痛みの識別、情動、認知に関わる神経回路 ペインクリニック 2003;24(10):1381-1388 痛みの三つの側面 感覚ー識別的 sensory-discriminative 痛みの部位、強度、持続などの分析 感情ー情動的 affective-motivational 痛みにより起こる不快な感情 …
吉本陽二、佐藤睦美、林剛彦 反射性交感性ジストロフィー 理学療法 2006;23(1):298-302 痛みの悪循環モデル 痛みが生じたときに現れる最も一般的な心理的反応は不安と抑うつである 続いて、痛みが長期化すると抑うつが生じ、四六時中痛みのことが頭から離れ…
花岡一雄 痛みの臨床1 シリーズ痛みの臨床によせて 日医雑誌 2009;138(1):83 長時間にわたって痛みに苦しんでいると、痛みが脳内に記憶されることになり、元来の病気が治癒したとしても痛みだけが取り残されることがまれではない 病状は類似であるものの、…
黒澤和生 痛みの捉え方 理学療法 2006;23(1):45-50 臨床的な痛みの分類 侵害受容性疼痛(体性痛(表在痛と深部痛)と内臓痛)、神経因性疼痛、心因性疼痛 期間による分類 急性痛、慢性痛(神経因性疼痛が多い、侵害受容線維の自由終末は関与しない) 痛みの理学…
荒木茂 痛みを有する患者に対する理学療法士の心構え 理学療法 2006;23(1):40-44 苦労した人、悲しみを乗り越えた人は、弱い立場の人には優しくすることができる能力を身につけるだろう 急性期の痛みは身体に対する警告信号であり、患者にとって痛いことは避…