ストーリーで理解する痛みマネジメント4 慢性疼痛の国際疾病分類

永田将行, 江原弘之 ストーリーで理解する痛みマネジメント4 慢性疼痛の国際疾病分類 スポーツメディスン 32 (6):43-45, 2020.

  • 慢性疼痛においての治療のアプローチは、痛みそのものを治療するだけでなく、考え方や行動のアプローチをしならが、身体を強化し運動を継続することで、前向きに進むことが重要になってきます。
  • なぜ疾患としての痛みの定義が必要なのでしょうか?これまでの医療では生物医学モデルに基づくことが多く、筋骨格系や整形外科的に問題のなが見つからない場合は、「原因がないから治療のしようがない、気のせいだ」とされる慢性疼痛特有の問題がありました。
  • 疾患として痛みが定義されると、筋骨格系の異常や整形外科的疾患がみつからなくても、痛みそのものを対象に治療が開始することができ、痛みそのものを対象に治療が開始することができ、医療体制の大きな変化を生むことができます
  • スポーツに取り組む人にとっても有益であると言えます。検査で異常がなければ、心理的な問題として、運動を休止し、痛みがとれるのを待つという選択しかできなかったものが、より積極的で前向きな取り組みができるようになります。