2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧
MEG,EEGはfMRI,PETに比し、ミリ秒単位の流れをとらえることができる 脳波(電場) 脳と頭皮の間に脳脊髄液、頭蓋骨、皮膚という導電率がおおきくことなる三つの層がある。正確な脳の活動電位をえることは困難 脳磁図(磁場) 磁場は導電率の影響を全く受けな…
Patrick Wall 疼痛学序説 南江堂 2001 疼痛学序説―痛みの意味を考える作者: Patrick Wall,横田敏勝出版社/メーカー: 南江堂発売日: 2001/02メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る 第7章 原因が特定されていない痛み 腰痛 腰椎椎…
Vlaeyen JWS, Linton SJ Fear-avoidance and its consequences in chronic musculoskeletal pain: a state of th art. Pain 2000;85:317-332fear-avoidanceについてのreview 英文なので読むのに時間がかかった Fear-avoidance, which refers to the avoidanc…
某古書店で 池見酉次郎 心療内科 中公新書29 を発見。すかさず購入 またそのonline版で 横田敏勝訳 疼痛学序説を入荷したらお知らせに登録していたら、連絡が来たのですかさず購入 古書でなく新品であった。 原著はgate control theoryのPatrick Wallによる
Haig AJ, Geisser ME, Tong HC, et al. Electromyographic and magnetic resonance imaging to predict lumbar stenosis, low-back pain, and no back symptoms. J Bone Joint Surg 2007;89A(2):358-366 目的 MRIの計測値または筋電図の計測値が腰部脊柱管狭…
EBMからみた腰痛治療の問題点 従来行われてきた腰痛の治療法のほとんどが科学的根拠の裏付けに乏しい 腰痛の増悪や遷延化には、以前に考えられていた以上に心理的、そして社会的要因が早期から深く関与している 医療提供者と患者の信頼関係などを含む人間関…
腰痛 従来の生物学的損傷という捉え方から、生物心理社会的疼痛症候群という捉え方へ変わってきている。また形態学的異常という従来の捉え方から、目に見えない機能障害を伴った器質機能障害という捉え方へ変わってきている 腰椎椎間板ヘルニアで手術を受け…
山田嘉明 痛みの心理学的評価 理学療法 2006;23(1):119-122 痛みの強度と質は、ほかのいかなる感覚よりももっと、その人の文化や期待や先行経験のような、非刺激性要因に影響をうける 非刺激性要因と心理社会的要因が痛みの感覚をいっそう複雑にしている 面…
腰痛をはじめとして、癌以外の慢性疼痛の多くは治療の方向性さえ確立していない 腰痛をはじめとする非癌性慢性疼痛に対する医療は、純粋に医学的な面と、患者側の社会的な面、治療者側の社会的な面が複雑に交錯しており、一部に疾患に対する確立された医療行…
一次痛 鋭い識別性に富んだ痛み 空間的時間的な識別性のよい痛み 高閾値機械受容器 Aδ線維ー脊髄後角I層ー二次ニューロンの脊髄視床路を上行-視床の外側腹側部で三次ニューロン-皮質感覚野 ニューロンの乗り換えは3回と少なく、特急列車的に大脳に達する 二…
患者 痛み=身体障害という強固な認知の枠組みがある 丸田 痛みには、その発生している状況の持つ意味が大きな影響を与えるものであり、その意味を決定するのが安全感である Loeserの疼痛モデル 疼痛感覚、苦痛、疼痛行動 Turner 痛みの認知と対処行動は身体…
痛み研究の歴史 ギリシャ医学 アリストテレス 痛みは心臓に宿る嫌な情動である ピタゴラス 脳が痛みを近くする 17世紀のデカルトにより復活 18,19世紀 鎮痛法として電気磁気刺激法、モルヒネ、アスピリン、局麻 19世紀末 von Frey フォンフライ毛で皮膚を…
痛みの心理学―疾患中心から患者中心へ (中公新書)作者: 丸田俊彦出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1989/08メディア: 新書購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る中公新書 935 痛みの心理学 丸田俊彦著をアマゾンのマーケットプレイス…