2015-01-01から1年間の記事一覧
はじめに (2008/1/23 記) 目的:読んだ文献の記録を残す 興味ある分野:慢性疼痛、痛み、転移性脊椎腫瘍 英文論文であればpubmedがあるので、抄録の入手は容易。邦文は、勤務先が医中誌の法人契約をしているので、検索および抄録を読むことができる。最近はg…
#6 [ASIN:978-4087207958:detail] 中世ヨーロッパ 日常会話は地域の言葉 土着語 カトリックの儀式や礼拝はラテン語 大学の議論や言語もラテン語 中世では教育を受けるとはラテン語を学び使えるようになること 教養のある人はラテン語の読み書きができるとい…
#1 [ASIN:978-4903908571:detail] ぼくたちが敗戦で失った最大のものは、「私たちは何を失ったか?」を正面から問うだけの知力です。あまりにも酷い負け方をしてしまったので、そのような問をたてる気力さえ敗戦国民にはなかった。その気力の欠如が戦後70…
ORCA運用に関するメモ 当院では、レセコンにORCAを使用。受付では通常の請求業務を行っている。診察室ではjava client(monsiaj)で serverに接続し、医師が処方情報を入力、お薬手帳を印刷し、カルテに貼付という運用を行っている。 手書きや印での運用に比べ…
Brinjiji W, Luetmer PH, Comstock B et al. Systemic literature review of imaging features of spinal degeneration in asymptomatic populations. Am J Neuroradiol 2015;36 It is important to know the prevalence of imaging findings of degenerativ…
通常は適応あるいは過剰適応 しているその女性たちが病理性を帯びるのは、強迫性を背景とした過活動傾向程度が強くなった時である いわゆる、過剰適応している 女性たちと異なる以下の条件が複数そろった場合であるようである 自分の率直な感情を感じ取り、…
林和寛、松原貴子、新井健一、西原真理、牧野泉、牛田享宏 難治性の慢性痛患者に理学療法が有効だった3症例 日本ペインクリニック学会誌 2015;22(1):57-60
西原智恵、河田浩、松下智子、安野広三、牧野聖子、須藤信行、細井昌子 幼少期の虐待を背景とした根強い不信により維持されていた20年来の慢性疼痛性障害に対する段階的心身医学的治療 慢性疼痛 2012;31(1):35-39 支持的面接をくり返すなか、不信や敵意の…
岩城理恵、細井昌子 慢性痛患者の苦しみと向き合う視点:心身医学的見地から 薬局 2015;66(9):2534-2539 慢性の痛みが問題となるのは、それによって社会的な活動や関わりが制限され、痛みに過度に注意が向いて、「痛みが生活(人生)そのもの」となっている場…
岩城理恵、細井昌子 慢性疼痛に対する心理的アプローチと薬物療法 医学と薬学 2015;71(9):1497-1506 難治性の慢性疼痛患者の発症前後の生活環境を細やかに聴くと、仕事でも家事でも強迫的に行い過活動となっている場合が多い。その背景には、養育環境で培わ…
北原雅樹 生物心理社会モデルから見た慢性痛への対応 痛みのclinical neuroscience 3 最新医学 2015;70(9):1852-1855 こじれた慢性痛の治療には、従来の生物医学モデルでは歯がたたず、生物心理社会モデルに基づいた治療が必要となる。そのような治療法の1…
S サザーランド 慢性疼痛を鎮める新アプローチ 日経サイエンス 2015;8月号 55-61 神経終末でナトリウムチャンネルを遮断する痛みを緩和できることが昔から知られている 科学者たちは長年にわたって、痛み検出細胞だけに存在するナトリウムチャンネルを追い求…
Glyn-Jones et al. Osteoarthritis Lancet 2015;386:376-387 The epidemiology of the disorder is complex and multifactorial,with genetic, biological, and biomechanical components. Functional outcomes (of joint replacement) can be poor and the …
小平雅基 疼痛と脳画像 トラウマティック・ストレス 2015;13(1):44-50 本来痛みとは我々生命体が外傷や疾病を受けた際に、被害箇所が回復に向けて機能するために、被害箇所周辺を広範囲に行動制限するための重要な感覚と言える しかし一方で疼痛性障害の場合…
現状 レセコン(ORCA)には、患者属性(ID,名前、性別、生年月日、等)がすべて登録されている。 受診歴があるが、過去に撮影歴がない場合、レントゲン(CR)のコンソールにID等患者属性の手入力が新たに必要で、少し厄介。 零細開業医では、レセコンとレントゲン…
田邊豊 50歳台女性の慢性痛3症例の治療経験:"タラレバ”で感じるペインクリニシャンの関わり方 ペインクリニック 2015;36(9):1259-1265 問診 「他につらいことはないですか?」 今回、何が不安となっているかを、訴えに共感・傾聴しながら整理していていくこ…
渡邊友希 顎関節症咀嚼筋痛障害の治療と治療者の思い 顎関節症を専門とする私も失感情症 ペインクリニック 2015;36(8):1087-1093 生理的な歯の接触時間 1日 17.5分 仕事や家事、勉強に集中している時間に、首や肩顎の筋肉を軽度、気づかずに緊張させている(…
清水大喜 高次脳機能障害と医療不信が関与していた慢性痛の治療:事件は会議室でおこっているのか、現場でおきているのか? ペインクリニック 2015;36(7):973-979 痛みに対して橈骨神経や指神経の切離を受けていたが、それでも患者が痛みを訴えたところ、手…
堀越勝 医療コミュニケーションのトラブルシューティング 医療安全 2010;23:14-17 頻繁におこるコミュニケーションのトラブル 1 聞いてくれない 2 言いたいことが伝わらない 3 喧嘩になってしまう 解決法1 会話のリズムを変える方法、聞いた内を暗示する…
山本一嗣 言葉や笑顔の力を実感した慢性痛の3症例:漢方やNarrative based medicineで治療関係を安定化させる心身治療の実践 ペインクリニック 2015;36(6):809-816
洪淳憲、川端真仁、大石正隆、荒木ひろみ、上野由衣、河西稔 ペインクリニシャンによる認知行動療法的な治療が有効であったエチゾラム依存症の1症例 日本ペインクリニック学会誌 2013;20(1):48-51 認知行動療法的手法 Aaron T. Beck 1)体調と気分のチェック…
環境 macbook (Retina, 13-inch, Late 2013), OS X 10.10.3 ディスクユーティリティでディスクを修復を実行 エラーメッセージ 「ボリューム“Macintosh HD”が壊れています。修復する必要があります。 ファイルシステム検査の終了コードは 8 です。 エラー:こ…
坂本英治、今村佳樹、石井健太郎、横山武志 「歯を食いしばって生きる」痛みにどう対応するか:歯科における慢性非歯原性歯痛2症例に対する治療経験 ペインクリニック 2015;36(2):217-226 所見に乏しく、通常の歯科治療に反応しない遷延する痛みもある。痛…
社会的疎外感、死別、不公平な待遇、嫉妬、罪悪感などで活性化される脳の領域が、痛覚の情動成分に関与する脳部位と共通することもわかっている 心療内科に入院となる慢性疼痛の症例では、2−3倍の割合で女性が多く、慢性疼痛女性患者の母親たちは息子たち…
難治化を促進する因子 医療不信・疼痛行動(痛みの存在を示す行動)・破局化・依存性・怒りや攻撃性・対人過敏性・失感情(自身の感情への気づきが困難)傾向・過活動 治療を阻害する因子 知的あるいは情緒的発達障害の存在、パーソナリティ障害(自己愛性、…
吉野敦雄、岡本泰昌、堀越勝、神人蘭、林優美、松永美希、山脇成人 慢性疼痛の認知行動療法 認知療法研究 2012;5:147-155 2011年より広島大学病院で、慢性疼痛に対する集団CBTプログラムを作成し、実施している グループセラビー 特に慢性疼痛のCBTにおいて…
福元智子 過活動な過干渉な私? 外来でのマインドフルネス認知療法の試み ペインクリニック 2015;36(3):667-676 症例1 生育歴 5人兄弟の3番目、上には兄や姉もいたが、なぜか子供のときから兄弟の悩みを聞くことが多かった。そのため、兄弟の誰かに問題が…
平川奈緒美 受傷機転以外にも家族の問題が影響していた慢性痛の2症例:家族葛藤に関する情報の重要性 ペインクリニック 2015;36(3):531-538 労災の場合には、治療費を払う必要がなく、休職しても保障されるために、治したいという積極的な気持ちが認められ…
小松修治 生物心理社会モデルに基づいた診療の重要性に気づかされた慢性痛患者との出会い ペインクリニック 2015;36(3):367-374 痛みを知るにつれ、痛みは感覚であり、情動であるということを強く意識するようになった。情動をどのように取り扱うかを知らな…
蓮尾英明、松田能宣、松岡弘道、福永幹彦 がん終末期における心身医学的関わりの限界 難渋した慢性疼痛症例を通じて 日本心療内科学会誌 2014;18:97-103 入院時より、「ヒトは歩けなくなったら終わりだ」など、自律存在としてとしての実存的苦痛も表出してい…