2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

転換性障害

山崎友子、三浦文華 転換性障害(転換ヒステリー) こころの科学 2013;167:40-44 転換障害では、身体症状としてあらゆる症状(人間の想像力と運動能力の範囲内で)が出現する 転換障害の診断大切なのは、まず身体疾患ではないということを十分に確認すること…

身体表現性自律神経機能不全

堀川直史 身体表現性自律神経機能不全 こころの科学 2013;167:33-35 身体感覚増幅の考え方に基づいて、「症状があれば気になるのは当然であり、これがストレス因子になって症状がさらに強まるという悪循環が成立している」と説明することも患者に受け入れや…

心気障害

稲垣卓司 心気障害 こころの科学 2013;167:29-32 心気障害を含む従来の身体表現性障害では、患者の訴える身体症状が医学的に説明できないことが重要な診断要素であったが、実際の臨床現場では「医学的に説明できない」と断定することはきわめて困難である。…

身体化障害

船津浩二、池田真優子、曽我愛佳、白川浩 身体化障害 こころの科学 2013;167:23-28 広義の身体化障害の診断の要点は、おおまかに以下のようなものとなろう。1 若年期または青年期に発症し、2かわりやすい多彩な身体愁訴が続き、3その持続期間は数年以上で…

ICD-11およびDSM-5における身体表現性障害の動向

飯森眞喜雄、松本ちひろ、丸田俊雄 ICD-11およびDSM-5における身体表現性障害の動向 こころの科学 2013;167:19-22 ICD10 身体表現性障害 身体化障害 鑑別不能型身体化障害 心気障害 身体表現性自律神経機能不全 持続性身体表現性疼痛障害 他の身体表現性障害…

身体表現性障害の診かたとその対応

青木省三、三浦恭子、村上智子、山田了士 身体表現性障害の診かたとその対応 こころの科学 2013;167:14-18 このような経過を振り返ってみると、Aさんには、家庭やが学校での長期間の孤立があり、それが多彩な身体症状を生み出す背景になっていた。それだけで…

身体表現性障害とは

宮岡等 身体表現性障害とは こころの科学 2013;167:10-13 「身体表現性障害と診断した」という表現を聞いたことがあるが、身体表現性障害は診断名でなく、身体化障害、心気症、疼痛性障害などいくつかの疾患をまとめたグループの名前である。したがって身体…