2014-01-01から1年間の記事一覧

自賠責保険の診断書のテンプレート

自賠責保険の診断書のテンプレート(pdf)を作成しました。 書類関係の仕事は厄介です。恵まれた環境では、診断書等の作成を補助する医療クラークがいると聞き及んいでいますが、未だに手書きの場合もあるかもしれません。 そこで自分を助けるために、このテン…

ACTが介入する問題は、大別すると、1「言語による問題解決(特に、不快な状態を排除することが問題解決である場合)」の習慣が過度に頑なで広範囲に渡っていること、2生活習慣が本人の「大切にしていること」を軸として展開していないことである。そして、…

慢性痛へのアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)

武藤崇、三田村仰、坂野朝子 慢性痛へのアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT) 保健の科学 2014;56(2):92-95

腰痛と首、肩の痛みは治せるようである

副島隆彦 腰痛と首、肩の痛みは治せるようである ザ・フナイ 2013 vol 74 p24-36

丸田俊彦 疼痛性障害への精神分析アプローチ 精神科治療学 2009;24(10):200-201

伝統的精神分析理論の前提 慢性疼痛の患者には、”見捨てられる”、”置き去りにされる”という依存体験からくる怒りと攻撃性、そして、そうしたネガティブな気持ちを持つことに対する罪悪感がある 慢性疼痛は、そうした怒りと攻撃性に対する処罰、すなわち罪の…

小児心身症医学会ガイドライン集

小児心身医学会ガイドライン集―日常診療に活かす4つのガイドライン作者: 日本小児心身医学会出版社/メーカー: 南江堂発売日: 2009/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 第4章 繰り返す子どもの痛みの理解と対応ガイドライン p121-177 A 初…

腰、ひざ、肩、首の慢性痛が手術なしで治るトリガーポイントほぐし

腰、ひざ、肩、首の慢性痛が手術なしで治るトリガーポイントほぐし作者: 加茂淳出版社/メーカー: 主婦の友社発売日: 2014/08/27メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る

そうまでして生きるわけ

そうまでして生きるわけ―線維筋痛症だからといって、絶望はしない作者: 橋本裕子出版社/メーカー: 佐久書房発売日: 2012/04メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (4件) を見る

ペイン・リハビリテーションを生きて

ペイン・リハビリテーションを生きて作者: 江草典政,三谷直子,中谷俊彦出版社/メーカー: 協同医書出版社発売日: 2013/12/04メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る

くり返す子供への痛みへのアプローチ

石崎優子 くり返す子供への痛みへのアプローチ ペインクリニック 2014;35(7):925-929 日本小児心身医学会では、2009年に子どものくり返す痛みの発生機序、情緒・心理的要因による修飾、初期対応について、国外の海外のエビデンスと専門家の意見を集約し…

患者ー医師関係構築に焦点を当てた慢性痛難治症例のマネジメント:両

西木戸修 患者ー医師関係構築に焦点を当てた慢性痛難治症例のマネジメント:両親との関係性が病態に影響した慢性痛の2症例 ペインクリニック 2014;35(7):949-957 心理アセスメントの重要性は認識していたが、アセスメントを行うと診療時間が長くなり、外来…

細井昌子:第 4 章 心身症各論 疼痛性障害.最新医学別冊・新しい診断と治療のABC 78:127−134, 2013

痛みが、「潜在的な障害に結びつくか、このような障害を表す言葉を使って述べられる」という主観的な体験であると定義されていることから、人が痛いと言葉で表現するもに対して、「本当の痛みではない」と他者が否定することは理論的に成立しないことにもな…

2014/07/17  第15回 現代社会と認知行動療法 認知行動療法が必要となっている理由

最終回 いままでのまとめ

痛みが全身に広がる病気をとことん治す

痛みが全身に広がる病気をとことん治す作者: リーダーズノート編集部出版社/メーカー: リーダーズノート発売日: 2014/07/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る

積極的傾聴スキル

「聴いてるつもり」症候群作者: 榎本博明出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/01/24メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る 積極的傾聴のスキルのポイント 相手に関心をもつ 相手の話に意識を集中する うなずきを多用する 相槌…

慢性疼痛を持つ患者に対する認知行動アプローチ

柴田舞欧、安野広三、細井昌子 慢性疼痛を持つ患者に対する認知行動アプローチ Anet 2014;18(1):23-27 認知行動療法を行うための土台作り;信頼関係の形成と慢性疼痛の心理教育 信頼関係形成の4つのコツ 傾聴、共感、認証 傾聴はうなずきながら、患者のいう…

2014/07/09  第14回 認知行動療法の介入手続き 面接の構造を学ぶ

面接の全体構造 導入の段階 関係性の構築と動機付けを高め、認知行動療法を導入する 自己紹介 アセスメント情報の取り扱いと守秘義務について説明 認知行動療法のすすめ方について説明 協同関係の構築と動機付けの促進 見たての段階 クライエントのかかえる…

慢性痛患者との関わりの中にある自殺に至る「心の壁」から学んだこと

笹良剛史 慢性痛患者との関わりの中にある自殺に至る「心の壁」から学んだこと:希死念慮症例における「生きたい気持ち」のサポート ペインクリニック 2014;35(6):805-812 希死念慮や自殺念慮を引き止めている気持ち、「何があなたを引き止めているのですか…

アクセプタンス&コミットメントセラピー ACT アクセプタンスとは、ネガティブな思考や感情を修正・除去するのではなく、観察・受容することを意味する コミットメントとは、ネガティブな体験を逃避・回避することに腐心するのではなく、自分の価値を再発見…

2014/07/02  第13回 第三世代の認知行動療法 ACTを中心に

座談会 線維筋痛症に対する心理的アプローチ

橋本亮太、水野泰行、柴田政彦 座談会 線維筋痛症に対する心理的アプローチ Pracrtice of Pain Management 2014;5(2):72-80 水野 線維筋痛症の患者さんでも、痛みによって社会的な活動が制限された結果、意識が痛みにむきやすくなって慢性化している方や、逆…

 丸田俊彦 心と身体のインターフェース 慢性疼痛とコンテクスト Practice of Pain Management 2014;5(2):100-104

慢性疼痛と間主観的理解 痛み知覚をどう体験し、その体験をどう表現するかは、周囲の環境との相互作用によって決まる ソーシャル・リファレンシング(社交的参照)は、そうした主観的体験が社会的・社交的な表出へと変形する一例である 痛み行動の意味は、そ…

2014/06/25 第12回 認知行動療法の技法群 (3) 認知療法2 介入 認知再構成 自動思考を適切なものに変えていく 認知療法的な介入の特徴 状況(ディレクターの表情が曇る)その時浮かんだ自分の考え(なんかやっちゃったかな?)感情(気持ちの種類)%(もやもや6…

臨床が変わる! PT・OTのための認知行動療法入門作者: マリーダナヒー,ケイトデヴィッドソン,マギーニコル,Maggie Nicol,Kate Davidson,Marie Donaghy,菊池安希子,網本和,大嶋伸雄出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2014/04/18メディア: 単行本この商品を含む…

リエゾン診療が教えてくれたこと

大谷晃司 リエゾン診療が教えてくれたこと 理学療法magazine 2014;1(1):31-36 整形外科患者の特徴 主訴は、「痛み、しびれ」「機能障害」および治療に対する「満足度」に分けることができます。 非特異的疼痛を訴える整形外科患者の特徴 患者の性格・人格的…

松平浩 現代社会と腰痛 ストレスと非特異的腰痛の関係 理学療法magazine 2014;1(1):23-30

非特異的(腰痛)たる所以として、通常の画像検査が基本的に痛みの原因を語らず、汚予測にもならないことが挙げられます。 病因の正確な把握は難しいものの、腰痛、とくに慢性腰痛は「生物・心理・社会的疼痛症候群」であるという認識に変換されました。 画…

2014/06/18 第11回 認知行動療法の技法群 (3) 認知療法1 認知療法の位置づけ 状況、自動思考(”なんか、やっちゃったかな?”)、気分感情、行動、身体反応 認知療法の考え方 通常の考え方 嫌な出来事→嫌な気持ち 認知療法の考え方 出来事(変更不可能)→認知(…

2014/06/11 第10回 認知行動療法の技法群 (2) 集中的・持続的エクスポージャー エクスポージャーのバリエーション 基本パラダイム 短時間/段階的 持続的/集中的 提示モード 現実場面 イメージ想起 付加手続き 拮抗・中和反応/儀式妨害/情動価強調の有無 …

痛みのマネジメント update 基礎知知識から緩和ケアまで 日本医師会雑誌 第143巻 特別号(1) 生涯学習シリーズ 86

松平浩 21世紀型の腰痛の捉え方とアプローチ エビデンスを踏まえた最近の話題 日本医事新報 2013;4568:40-47

松平浩 知っておきたい非特異的腰痛の知識 疫学的なglobal知見を踏まえて ペインクリニック 2014;35(5):625-632