痛みの捉え方

黒澤和生 痛みの捉え方 理学療法  2006;23(1):45-50

  • 臨床的な痛みの分類 侵害受容性疼痛(体性痛(表在痛と深部痛)と内臓痛)、神経因性疼痛心因性疼痛
  • 期間による分類 急性痛、慢性痛(神経因性疼痛が多い、侵害受容線維の自由終末は関与しない)
  • 痛みの理学療法における臨床推論
    • 骨関節原性の痛み
    • 筋原性の痛み
      • 深部痛に属する痛みであり、部位をはっきりと特定できない
      • 痛覚線維の分布は、筋を含む結合組織、筋腱移行部にみられるが筋線維にはない
      • 筋原性の痛みが有る場合は、筋にバンド様の硬い部分を触れることがある。この部位には発痛点(トリガーポイント)が見いだされ、他の部位に関連痛がはしる
    • 神経因性の痛み
    • 心因性の痛み
      • 慢性疼痛患者は痛みを実在する不快体験として認知しており、器質的疼痛、機能的疼痛を問わず、民が発生する病態が存在しているということである