認知行動療法におけるソクラテス的問答 2

  • 4つの分野 ベックのモデル
    • 状況、スキーマ、中核信念、自動思考、諸反応、身体症状、感情、行動
    • 引き金、思考、身体感情行動
  • 例 43歳男 突然解雇、無職 家のとじこもる 俺はついていない、どうせおれが悪いんだ、常に俺ばかりひどい目にあう
    • 出来事 突然の解雇
    • 解釈(思考) どうせ俺が悪い
      • 感情(結果) おちこみ、怒り、不安 身体 睡眠障害、行動 家族にあたる、飲酒、ひきこもり(逃避)
  • ソクラテス式質問 焦点をあてて質問
    • 身体症状に気づかせる 「その時に出た身体的な症状があれば、いくつか挙げて下さい。」
    • 自動思考をあぶりだす 「その時、思い浮かんだことはなんですか?」
    • 感情の同定 「そのときの感情はなんでしょうか?」
    • 行動や問題解決法を知る 「これまで、どんなことをしてきたのしょうか?例を挙げて下さい。」
  • なんか、いつもこうなんちゃうんです。私はどうせ負け犬なので。どうせやっても無駄なんですけど。またこうなっちゃいました。いつもこうなんでうす.ほとんどの人は私を嫌っています。
  • 非現実的な考えなどが浮き彫りになる具体的な質問
  • 「いつも」、というと100回中何回ぐらいなんですか? 50回です 数値化
  • 「どうせ」 負け犬の特徴をリストするとどうなりますか? 決まり文句を具体化 あなたの解釈を聞く
  • 「どうせやっても無駄」と思う証拠はなんすか?どうせやっても無駄だとなぜわかるんですか?証拠
  • 「また、いつも」 またということは、前のあったわけですが、具体的にはどんなことですか?
  • 「ほとんど」 あなたの親友が自分は同じことをいったらなんといいますか?