痛みの診療

痛みの診療

痛みの診療

  • p5 慢性疼痛は痛みばかりでなく、それに伴うさまざまな症状や訴えをすべて含めた一つの疾患であるという認識をもつことが重要である。
  • p22 痛みの認知機構
  • 痛みの認知は知覚的側面と情動的側面の2つの要素から成り立つ
  • 情動的側面は痛みに伴う不快感をはじめ恐怖感、痛みのより逃避したい願望、痛みの学習や意味付けなどの複雑な過程をも含む。痛みのよる不快感は痛みの局在にはあまり関係がなく、痛みに関する過去の経験や痛みを感じる状況により大きく左右されるはそのためである。
  • 痛みの認知と大脳皮質 S1,S2,島,前帯状回
    • S1 痛みの知覚的側面に関わる 体性局在あり 慢性疼痛における役割わかっていない。幻肢痛患者ではS1において受容野の偏移がおこっている
    • S2 両側性 体性局在なし 慢性疼痛においてはS1とともにPET研究での血流変化は見出されていない
    • 島 嫌悪学習とその回避に関わる情動系の回路の一部
    • 帯状回 認知、感情、反応選択に広範に関与 位置的識別にはかかわっていない
  • leteral pain system, medial pain system