畑村洋太郎 2013展望 日本経済新聞 12/29/2012 一面
- 「あり得ることは起こる」「思いつきもしない現象も起こる」と考えるべきだ
- 国民の反応は極端で視野が狭くなっている。日本人は「黙る」「考えない」「思い込む」のどれかに陥っている。これらを正反対の姿勢に改めなければ、適切な技術開発はできない
- 最悪のシナリオは米国や中国に金を借りる事態がおこること、日本国債を米中に大量購入されることではないだろうか。消費税率引き上げへの反対意見もわかるが、他の国に運命を左右される未来図に目をつぶるのも怖いことだ
- 日本は「いい物を作れば売れる」と自社製品に自信をみせるが、そういう発想に凝り固まっているから逆に市場の求めに応じ切れていない面がある
- 日本の企業は欧米のまねをして高度成長をはたしてきたが、お手本がなくなり迷走している。こらかの日本には市場や社会の求めに謙虚に耳をすます姿勢が大切になってくる