認知行動療法2 痛みをどのように扱うか

松岡紘史、板野雄二 認知行動療法2 痛みをどのように扱うか 痛みと臨床 2006;6(2):241-246

  • 治療技法
  • ラクセーション
  • 対処法略訓練
    • ディストラクション テレビを見ること、本を読むことなどを通して痛み以外の刺激に注意を向け、痛みを減少させる方法
    • 肯定的な自己陳述 痛みが生じたときに、肯定的で適応的な「考え」を繰り返す方法
  • 認知的再体制化 痛みが生じたときの思考内容は、「痛みがひどすぎて私にできることは何もない」などのネガティブで柔軟性のない考え方になりやすい。ネガティブな思考は痛みを悪化持続させる要因となるため、認知的再体制化の技法を用いて、「痛みは確かに私の生活に影響を及ぼしているけれども、少なくとも、好きなことをしているときは楽しく生活できている」などの、より柔軟でポジティブな面も考慮に入れた考え方ができるように促す必要がある。
    • コラム法
    • 行動実験
    • コストベネフィットアナリシス
  • 痛みに対する介入方法