- 2014/05/14 第六回 認知行動療法の基本技法2 リラクゼーション
- 呼吸法のポイント
- 1.腹式呼吸の効果について、クライエントが理解しやすい言葉で説明する
- 2 腹式呼吸のやり方を説明する
- 3 呼吸器弛緩などの既往歴をチェックし、必要に応じて修正した方法を説明する
- 4 身につけているもので身体を締め付けるものを緩める、あるいは外すことを勧める
- 5 楽な姿勢をとるようにする
- 6 目を閉じるほうがやりやすいことを提案する。ただし決定はクライアントに任す
- 7 教示を与え、身体の状態に焦点を当てるように伝える
- 8 周囲の音を気にしないように、ゆったりとした口調で伝える
- 9 落ち着いてゆっくりとした呼吸をおこなってもらう
- 10 呼吸のリズムを観察し、そのリズムに合わせて開始を予告して始める
- 11 クライエントの呼気と吸気のリズムに合わせてカウントする
- 12 終了後、2−3秒おいてから静かに呼吸を続けるように伝える
- 13 一分前後の時間をとったあとにゆっくりと目を開けるように言葉をかける
- 14 クライエントが十分に覚醒した状態になったあとに感想などを話し合う
- 15 練習を日常生活の中で規則的に行うことを話し合い、それをホームワークとする
- 漸進的筋弛緩法のポイント
- 1 聞き手で握りこぶしをつくり、肘を曲げ、握りこぶしを上腕の上部に近づける
- 2 一度に力を抜いた右腕全体を弛緩する。
- 3 緊張フェーズは60-70%の力を5−7秒
- 4 弛緩フェーズは一度に力を抜いて、手と腕全体を弛緩し、15−30秒体験する
- 5 この動作を数回繰り返し、さらに左手でも同様に練習
- 6 両手を同時に練習する