- 作者: ウイリアム・R.ミラー,ステファンロルニック,William R. Miller,Stephen Rollnick,松島義博,後藤恵
- 出版社/メーカー: 星和書店
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 単行本
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- 動機づけ面接法
- クライアント中心療法 カール・ロジャーズ
- 正確な共感性 accurate empathy、被支配的な暖かさ non-possesive warmth
- 実際カウンセリングの中で、変化に抵抗を示す人ほど回復は困難である
- しかし、一般にカウンセリングの中で、クアイエントが変化の可能性について語る時には、実際の変化につながる
- 自分が変化できると信じる人は回復していく
- 変化を語る言葉は重要である
- 両価性 アンビバレンス 変わりたい、でも変わりたくない
- 自己認識理論的に言い換えれば、自分の言葉を聞くことにより、自分が信じるものを知る
- この結果から、「正したい」反応をできるだけ控えることが大切
- 動機づけ面接法は、両価性の軽活を意図して意識的に進められ、特定の変化の方向を目指して行われる
- 面接者は、クライエントが「変化を語る」ように、特定の方向に変わる話を特別に強化しながら、抵抗があればそれを軽減するように面接する。動機づけ面接法では、両価性を解決し個人が変わる話に、選択亭に応答するのである
- 動機づけ面接法の精神
- 協働性、喚起性、自律性、
- 4つの一般原理
- 共感を表現する、矛盾を拡大する、抵抗に巻き込まれ転がりながら進む、自己効力感を援助する
- 機が熟する前に焦点を絞らないことが大切である
- カウンセリング初期に使用される5つの方法
- 開かれた質問、振り返りの傾聴、認めて肯定する、チェンジトーク(変化についての話)を引き出す
- 振り返りの傾聴の本質は、話し手が本当に話したいことを、推測する応答の仕方にある
- 開かれた質問の後は、クライエントの答えに振り返り傾聴で応答する
- 質問の後には、また質問をするのではなく、振り返りの傾聴で継続することを覚えておきたい
- 3つの要約
- 集める要約、繋ぐ要約、移行期の要約
- チェンジトークは4つの分類
- 現状の不利益を認識した言葉、変化の利点を認識した言葉、変化についての楽観的な気持ちを表現する言葉、変化への意志や決意を表現する言葉
- チェンジトークを呼び覚ます方法
- 重要性尺度を使う、決断の利害損失を探索する、詳しい説明を求める、極端な例について質問する、過去を振り返る、将来の見通しを語る、人生の目標や価値を探求する
- 自分自身の言葉を聞くうちに、人生の目標や価値と現在の行動との矛盾に、一層気がついていく
- 要約はチェンジトークを集めて、花束を作るのに似ている
- 「あなたにとって何が一番大切ですか」
- カウンセラーが抵抗にどのように応答するかが問題なのである
- 振り返り以外の5つの応答
- 焦点を移す、違う視点で言い換える、意味を少し変えて同意する、個人の選択権とコントロールを強調する、歩調を合わせて進む
- 抵抗には抵抗しないのが、一般的にはよい方策である
- 自信を示す言葉を引き出し、強化する
- 自信を呼び覚ます質問、自信の測定、過去の成功を振り返る、個人の内的資源と援助、ブレインストーミング、情報と助言を提供する、リフレイミング、変化が起こったものと仮定する、自信を示す言葉に応答する、徹底的な変化に取り込む