- MR spectroscopy;MRSとはMRI装置を用いて、代謝物質を非侵襲的に測定する方法。そのなかでもプロトンMRS(1H-MRS)は、体内組織にふくまれる水素原子が共鳴することで発生する電磁場を測定する方法で、非侵襲的な神経機能の評価法として臨床応用されている
- NAA(Nアスパラギン酸)は神経細胞内に特異的なアミノ酸であることから、NAAの低下は神経細胞の変性、障害、軸索障害などを意味し、神経機能の指標とされている。
- 最近まではNAA/Cr比の値が神経活動の指標として臨床応用されてきた。
- 最近は1H-MRISでのNAA(Nアスパラギン酸)濃度の絶対値を測定することが可能となった
- 考察
- 慢性疼痛では情動的な要素が多いため、今後は視床の他に、辺縁系、大脳皮質感覚野、前頭葉について、他領域で同時に研究を進めていく必要があり