細越寛樹:慢性痛に対する認知行動療法の基本的な考え方。Pain Rehabilitation, 8:10-17,2018.
- 侵害受容と痛み 苦痛、現実的な組織損傷やそこからの痛み、一般治療は苦痛の改善をめざす
- 苦痛と痛み行動 苦悩、そにまつわるネガティブな認知や感情とそれに影響される痛み行動、苦悩の改善は心理療法
- 慢性痛患者に対する効果は大きく4側面に及ぶ
- 1 苦痛に相当する痛みそれ自体、2 苦悩相当する日常生活機能、3 心理状態(うつ、不安、破局視など)、4 QOL
- CBTモデルによる慢性痛の理解 認知、感情、行動、身体の4側面の悪循環から理解
- 慢性痛い頻用されるCBTの介入技法
- 心理教育
- リラクゼーション
- アクテイブペーシング
- 回避行動と過剰行動
- どちらも痛みによって自分の行動が左右されている
- 行動の選択基準を痛みでなく時間や課題におきかえていく
- 活動内容の記録し現状把握、どのようなペース配分で試すか検討、休息方法についても検討、最適化する
- 認知再構成法
- 認知最高性の3ステップ
- ネガティブな認知に気づく、ネガティブな認知が発生したときにすぐ気づく(外在化)、認知を変容させる工夫をする(根拠法、友達アドバイス法)