- 慢性疼痛の治療 患者の苦痛、困難、苦悩をいかに多面的に理解し、患者の感情の安定化を図り活動性を上げていくかが慢性疼痛の治療の鍵
- 痛みは主観的な不快な感覚体験のみでなく、不快な情動体験であるという観点が重要であり、本人が痛みを表す言葉でその体験を表現していることに注目している定義
- 温痛覚の神経伝導路である脊髄視床路が、痛み感覚を伝える外側(新)脊髄視床路と痛み情動を伝える内側(旧)脊髄視床路に分かれていて、この2つの経路で伝えられる情報が複合されて痛み体験として個体で体験される
- 帯状回を切除された患者は、侵害刺激の局在、強度や質の理解は変わらないが、痛みがあっても不愉快でなく気にならないという片がおこる
- 痛み体験のなかで、最もヒトを困らせているのは内側脊髄視床路がつたえる痛み情動である
- 痛み感覚と痛み情動感覚の療法を治療対象にするのが痛みの心身医学的治療
- 痛みはあるが気にならない状態を作り出す
- 患者の抱えている心理的葛藤へも注意をむける必要性がある
- 疼痛性障害の多面的病態評価
- 生物医学精神医学的診断 強迫性行動パターン
- 認知行動学的診断
- 痛みとリハ