- 2014/04/16 第三回 認知行動療法2 認知行動療法のプロセス
- セラピーを経て生じるクライアントの変化は、セラピストとクライエントの関係性が重要
- 認知行動療法における改善の度合いは、セラピストとクライエントとのあいだの治療同盟の確立の度合いと強く相関
- クライエントの動機付けが高く、介入に積極的に参加することも介入効果を予測する
- 関係性を構築するための面接技術
- クライエントが自身の問題を理解していけるよう援助できていること
- クライエントが苦しめられている状況がどのようなものであっても、それに向き合っていくようにクライエントを励ましていけること
- クライエントへの理解を示しながら話を勧めていけること
- クライエント中心療法の基本原則 共感的理解
- 3つの態度 共感(的理解)、自己一致、無条件の肯定的関心(配慮)
- 関係性を構築するための面接技術
- 傾聴技法、積極技法、統合技法
- 傾聴技法 関わり行動、クライエント観察技法、質問、はげまし、いいかえ、要約、感情の反映
- 関わり行動、視線、声の質、言語的追跡、
- クライエント観察技法
- 質問技法
- はげまし技法、いいかえ技法、要約技法
- 感情の反映技法 言葉ではまだ表現されていない(されていない)感情に注目
- 動機付け面接法 共感、矛盾の拡大、抵抗に巻き込まれ、転がりながら進む、自己効力感を支える
- 4つのプロセス かかわる、フォーカスする、引き出す、計画する
- 開かれた質問、是認、聞き返し、要約
- 講義より
- 認知行動療法における関係性の構築
- 良好な関係性はセラピーの重要な要素
- ただし、関係性自体の構築がクライエント変化の十分条件ではない
- 良好な関係性はセラピーの効果を高める
- 両者の協力関係(作業同盟)
- 落ち着いたおもりやりのある傾聴、支持、肯定、助言、誠意
- セラピストの共感
- クライエントの動機付けの高さやセラピー参加の積極性共同実証主義を重視する
- 共感的理解(Rogers 1980)
- セラピストがクライエントの私的な知覚の世界に入っていく能力
- クライエントの内面で絶えず変化し、感じられた意味に敏感であること
- 関係性を構築する面接技術
- マイクロカウンセリング
- 自己点検のポイント1(聴く態度)
- 視線の合わせ方 適度に合わせる
- 身体言語 積極的に耳を傾けるときの体勢や表情 穏やかで受け入れていることが伝わる態勢や表情
- 声の調子 その場やその人にあう声の大きさ、話す速さ 相手に合わせ落ち着いた発語のペース
- 言語的追跡 話題を変えず寄り添う態度
- 相手の話そうとしている話題に寄り添い、話題を変えなていない。☓発言を遮る、自分の話題に変える
- 自己点検のポイント2 発言内容
- 質問技法 開かれた質問 閉ざされた質問
- はげまし技法 相手が話しやすくするためのサインとなる応答(うなずき、なるほど、相槌)
- いいかえ技法 相手の話してくれたことをセラピストの言葉で表現する言葉
- 要約技法 比較的長い話題を要約して伝え返す応答
- 表情の反映技法 相手の表情を汲み取り、言葉で返す技法
- 閉ざされた質問 はい、いいえもしくは短い言葉で答えられる質問
- 特定の情報や事実の確認にはよい。ピントがずれている場合、クライアントが話したいことを話せない。クライエントの主導権を奪いやすい
- 開かれた質問 ーについて聞かせてもらえますか なぜ、何 どのように
- 自由に自分の言葉で話したいことを話しやすい。セラピストがほしい情報を得られないことあり。
- 動機づけ面接
- 認知行動療法でも、変化をただし急がすのではなく、アンビバレントを尊重する 理解と支援が大切
- 相手の鏡になりなさい 一緒に歩いて行く
- 動機付け面接の構造 エッセンス
- スピリット (面接者の心構え) 受容 協同 思いやり 喚起
- 4つの原則 面接者の方針
- 共感を示す、矛盾を拡大する、抵抗と共に進む,自己効力感を与える
- テクニック(面接者の基礎となる応答技術) 開けれた質問、是認、聞き返し、要約
- 行動の変容の過程 (面接のプロセス)
- 関わる、フォーカスする、引き出す、計画する