- 生存時間分析 時間軸を拡張、生存期間そのものを扱う
- 一個体に対して一度だけ起こる事象を生存時間分析でイベントという
- 中途打ち切り(センサー) 研究打ち切り時にイベントが発生していない 右側打ち切り
- カブランマイヤー法 観察期間内のイベント発生までの期間そのもを用いて、中途打ち切りも加味しながら、観察期間内での部分的な生存関数を規定する
- 生存確率が50%になる生存期間をメジアン生存期間と呼ぶ
- 観察期間が短いなどの理由で、イベント発生数が集団の半分に見たない時は、メジアン生存期間を求めることはできない。代替 75%生存期間
- 複数のカプランマイヤー生存関数の比較 ログランク検定、一般化ウィルコクソン検定
#5 佐々木好幸 生存時間分析(2) 臨床論文を正しく読む 歯界展望 2004;103(5):1069-1074
- 生存分析
- 年齢の分布が広い場合は年齢階層ごとにわける、
- Cox比例ハザードモデル
- ハザード(瞬間死亡率)
- ある時点で2つの群の瞬間死亡率の比をハザード比という
- ハザード比2というのは実験群の方が、対照群より2倍死に安いという意味
- Cox比例ハザードモデルは2つの群のハザード関数の比が常に一定である(比例ハザード性)という仮定をしている
#6 松尾恵太郎、浜島信之、湯浅秀道 比例ハザードモデル biotherapy 1999;13(8):891-896
#7 浦之津史郎、大橋靖雄 生存時間解析 臨泌 1997;51(4):281-285
- 右側打ち切り right-censored 観測最終時点で死亡などのイベントが起こっていないこと
- 左側打ち切り left-censored 自覚症状の乏しい良性疾患では、健診以前に発症していたことはわかるが、その日時を特定することはできない
- 区間打ち切り interval-censored ある時間の区間内にイベントがおこっていることは分かるが、その日時を特定することができない。表在型膀胱癌で再発をTURで3ヶ月ごとに調べた場合の再発日時
- 生存曲線
- 生命表法 life table method
- カプランマイヤー法
- 生存時間の群間比較 ログランク検定と一般化ウィルコクソン検定
- イベントの数が少ないとハザードを計算しても所々にポツポツと櫛の歯のようなピークがあり、安定したハザードを計算できないーこのようなときスムージング
#8 浦之津史郎、大橋靖雄 生存時間解析 臨泌 1997;51(11):827-832
- 変数選択法 サンプルサイズが少ない場合は変数増減法stepwiseはあまり勧められない。変数減少法backwardが比較的問題が少ない
- 比例ハザード性の検証には明確な規定はない
#9 竹内正弘 がん発症に関するリスクファクターとは 産科と婦人科 2004;71(5):576-581