- p21 ここでまずお伝えしたいのは、腰痛は決して「治らない」「我慢すべき」ものではなく、自分で対処可能な不調だということです
- p23 「腰椎椎間板ヘルニア=ぎっくり腰」と思い込んで自己流の対策をしても、効果がないことも多いわけです。この場合などはまさに、「知識がないばかりに、腰痛が改善しない」ことの典型例ですね
- p24 「腰椎椎間板ヘルニアだから、自分の腰に気を使って、だましだまし生活しなきゃ」とおっしゃる方は、実は解決できるかもしれないものを、正しい知識がないために諦めてしまい、「治らなく」してしまっているとも考えられるのです。
- p27 誤った知識によって、「治らないと思い込んで不安な気持ちになってしまうこと」が、実は「本当に治らない現実」をつくりだしている
- p27 正しい知識をもって、前向きに対峙すること。これに優る解決法はないのです。
- p39 「痛いか、痛くないか」と目くじらを立てるのではなく、「痛みというサインが起こったら、適切に対処する、マネジメントする」というふうに考え方を変えていきましょう
- p44 痛いのは患者自身であり、その原因を特定しうるのも、根本から改善できるのも患者自身をおいて他にはいません。
- p55 構造的な問題が腰痛と強く関連しているというのは、あまり高いエビデンスで証明されているわけではありません
- p56 むしろ「姿勢が悪いから、腰痛が治らないんだ」という思い込みを外すことに注力しているほどです
- p57 「年を重ねると、腰を支えている筋肉が減ったり、骨が歪んだりして腰痛が起こるのは仕方ない」と思い込んで、多くの人が勝手に腰痛の原因を作り出している
- p57 加齢によって筋肉が減少するから腰痛になる」ということの関連性は認められていません
- p65 精神的なストレスの強い状態や不安な状態が長く続くと、痛みの感じ方をコントロールする脳内神経伝達物質や、痛みの制御システムに異常が起こりやすくなることがわかっています。
- p67 「腰痛を慢性化させるような心のあり方・考え方や正しい知識の少なさに伴う不安感」が、慢性化の最大の原因なのです
- p70 たとえ骨に異常が認められたとしても、実は、それが「痛み」そのものの原因とは言い切れません
- p71 強い不安が生じれば、過度に日々の活動を自制するようにもなるでしょう。「できないこと」を自ら増やしてしまうということです
- p73 この、「肉体的な問題は小さいのに痛い」という状態こそ、痛みの慢性化につながりやすい状態です
- p92 どんなに体にいいことをしていても、心がそれを否定していれば、効果が限定的になってしまうのです
- p104 「痛みがあるあら歩けない」ではなく、「痛みがあるからこそ、できるだけ歩こう」と発想を切り替えることが、腰痛対策の第一歩となるのです
- p146 治すためのカギもまた、あなたの中にある
- p163 慢性痛の方の脳は、痛みを鎮める働きが弱っていることがわかっている
- p166 必要以上に痛みに注目し、関心を向けること。それはまるで、痛みの信号をキャッチするためにアンテナをたてているようなもの。
- p186 慢性の痛みの改善に必要なのは、学ぶことと自立。適切な知識をもつこと、今の自分に必要なものを自分で考え、選び、行動すること
- p192 目で見える構造上の異常と痛みとは別の問題
- p195 難しいからできない、ではなく、どうやったらできるのか考えましょう
- p212 まずは知識、次に行動。半信半疑でもいいから行動してみることで痛みの改善を体験できる。これを何度か繰り返すうちに自分のカラダのことがよくわかり、自分の健康を自分でマネジメントできるようになる