奥田健太郎 痛みだけ見ているばいいわけではない LiSA別冊 '19 19-23
- 医療現場ではCRPSという診断名が用いられるのに、労災の認定基準にCRPSという用語がないことは驚きであった
- 認定基準には反射性交感神経性ジストロフィー(RSD)、カウザルギーという用語で記載することがだたし買ったのである
- CRPSをRSD、カウザルギーに分類すると、末梢神経損傷の有無が鍵となる
- つまり、末梢神経損傷がなければCRPS type I、すなわちRSDと認定され、末梢神経損傷があればCRPS type II、すなわちカウザルギーと認定されることになる
- 厚生労働省CPRS研究班により提唱された日本版CRPS判定指標を用いなかったのは、但し書きに補償や訴訟には用いられるべきではないと記載されていたためである