動機づけ面接法 実践入門 「あらゆる医療現場で応用するために」
- 作者: ステファン・ロルニック,ウィリアム・R・ミラー,クリストファー・C・バトラー,後藤恵,荒井まゆみ
- 出版社/メーカー: 星和書店
- 発売日: 2010/05/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- MIとは、むしろ患者がすでに持っているものを、彼らから呼び起こす方法である
- 4つの指針
- 1) 正したい反応を抑制し(Resist)、2)患者独自の動機の探求して理解し、(Understand)、3) 共感をもって傾聴し(Listen)、4) 患者を勇気づけ励まして、希望を持ち続け楽観的であるよう促す(Empower) RULE
- 私たちは自分自身の声を聞いて、それを信じる傾向がある
- 面接時間が限られているときは、患者にどうすべきか告げるよりも、なぜ変わりたいのか、およびどのように変わりたいのかを尋ねるほうがより有効である
- 面接において積極的で、自分を変える理由や方法を言葉にする患者は、その後に言ったことを実行する可能性が高い
- 誘導(案内)形式は、行動を変えることについて、「私はあなたが、自分自身でこの問題を解決するように援助できます」と伝えている
- 3つの技術(質問、傾聴、情報提供)は、3つの形式(追従(見守り)、誘導(案内)、支持)全てにおいて用いられる
- 患者の心配や経験を理解したいという真摯な願望に基づいて、傾聴を少し増やすと、診断の質が明らかに高まる
- あなたの課題は、抵抗でなく「チェンジトーク」を患者から引き出すことである
- チェンジトーク 願望/能力/理由/必要/決意/行動に移す
- 願望 そのように変わりたいのはなぜですか
- 能力 そのように変わるとしたら、どのようにおこないますか
- 理由 そのように変わることによって得られる、3つの最も重要な利益はなんだと思いますか
- 必要 そのように変わることは、あなたにとって、どのくらい重要なことですか
- 行動に移す 健康であるために、今までにやってみたことはなんですか