- 第3世代 ネガティブな認知を直接変化させようとはしない従来とは異なる心理治療
- マインドフルネスとは
- ある特定の方法で、自分の体験に対して能動的に注意を向けること:意図的に、いまこの瞬間に、判断することなく注意を向けることと定義されている
- 注意を向ける対象に対して排除しようとしたり、評価することなく自分の体験を観察する方法を指す
- すべてのことを向かい入れ、それをあるがままにしておく
- 客観的に思考・感情を捉える、自己の思考・感情に巻き込まれない、といった距離をとる(distancing)あるいは脱中心化(decentaring)を目的とする
- 他の心理療法で距離をとるとは
- 思考の論理的な矛盾をみつけ、それを支持する新しいエビデンスを探し、不安な思考を変化させる
- マインドフルネスにおける距離をとるということは
- 思考から何かをみるのではなく、思考そのものをみるということ。意図時に注意を払う(観察する)、判断せずにがキーワードになる
- あることモード(being mode)とすることモード(doing mode)
- あることモードでは思考や感情はただ、気付きの対象となり、変えるべきものではなく、ただ実際にあるがままの姿で物ごとをみて、ありのままに受け入れるものである。ただ心のなかで生じた出来事とする点ですることモードとの差異がある
- あることモードとすることモードとの柔軟な切り替え
- マインドフルネスは物事をあるがまま受け入れ、現在の瞬間に、価値判断せずに注意を向けることによって現れる意識=気づきのことである。意図的かつ経験的なものであり、価値判断的ではない