飯田宏樹 慢性痛の包括的アプローチ ペインクリニック 2012;33(12):1653-1663
- 慢性痛 急性疾患の通常の経過あるいは創傷の治癒に要する妥当な時間を超えて持続する痛み
- 時間で区別 急性と慢性を分ける代表的なポイントは3ヶ月と6ヶ月
- 交感神経の関与する痛みの遷延化
- 交感神経の遠心性インパルスによる知覚神経の興奮
- 神経線維間の電気的・化学的短絡
- 痛覚異常や痛みの遷延化に関係する要因 末梢神経や中枢神経での興奮性の増強
- TRPV1受容体の感作
- 異所性興奮
- NMDA受容体の活性化によるワインドアップ現象
- long term potentiation
- 脱抑制
- sprouting
- microgliaの活性化
- 下行性抑制系の機能障害
- 痛みの性質によって区別
- 急性痛 生命への警告信号
- 慢性痛 心理的・社会的な警告信号
- 慢性痛の分類
- 侵害受容性・神経障害性・心因性の痛みが単独で存在することはほとんどなく、割合は異なるが、複合的な要因となっていることが多い
- 痛みの評価・測定
- 痛みの強度・質の評価
- VAS,NRS,VDS,facial pain scale, McGill pain quesionnaire, BPI,
- 痛みの反応への評価
- IBQ,FABQ,HADS,STAI,SF-36,PDAS
- 学際的治療
- interdisciplinary, multidisciplianary