痛む人々

斎藤学 痛む人々 特集にあたって アディクションと家族 2010;27(2):91-93

  • 痛みには骨格筋肉に関する横紋筋系統のものと、内臓を主とした平滑筋系統のものがあるような気がする
  • 筋骨格系の痛みを訴える人
    • 周囲の大人から虐待を受けていた人々
    • 家族(特に母親)が特定の宗教に没入していて、当人自身はそこから抜けた(背教)という、いかにも自罰感情に暴露されやすい過去のイベントを抱えた人々が複数みられる。(宗教トラウマの罹患者)
  • 筋肉教徒
    • 問題は、彼女たちを疼痛問題から解放したその後の空虚を何をもって埋めるかということである
  • 最もありふれた平滑筋の系の疼痛は過敏性大腸症候群で、これらに悩む人々に対して

私は積極的な治療を試みない。症状をスキップしたまま、目前の課題(受験対策、借金返済計画、等)に集中させることに成功すれば症状はおさまる。この場合、腹痛や下痢の問題をとりあげないことが私の治療法になっている。