- 一般的な痛みモデル
- 急性痛モデル
- 神経障害性慢性痛症モデル 神経を部分的に損傷するモデル
- 軟部組織障害性モデル (軽微な外傷、ギプス固定、阻血など)
- 筋障害性モデル
- 急性痛を放置すると慢性痛に移行する。侵害性入力が病態発症のトリガーであるとおもわれるがすべての急性痛が慢性痛症に移行するのではないことから、侵害性入力を待ち受けるバックグラウンドが重要であることが想定される。
- ギプス固定モデル
- 発症時はミクログリアが、そして病態の推移に伴ないアストロサイトが活性化することが観察されている。
- 慢性痛症の病態は神経系の可塑的変容によるところが大きい。この状態に対して急性痛に有効な治療法を選択しても効果は期待できない。臨床的には痛みの程度が減弱する場合もあるが、それは急性痛の成分に対する効果だと考えるのが妥当であろう。