世良田和幸 痛みの臨床13 痛みと漢方 日医雑誌 2009;138(6):1386-1387
- 漢方学的には痛みは六淫(風、寒、湿、熱、燥、火)と呼ばれる環境要因や七情(喜、怒、憂、思、悲、恐、驚)と呼ばれるさまざまなストレスが原因で、体内を巡っている、気、血、水が停滞、閉塞することによって発症すると考えられている
- 痛みの漢方治療の原則
- 局所の症状にとらわれないこと
- まず、痛みをかかえている患者の全身的な傾向を四診(望診(視診)、聞診(嗅診)、問診、切診(触診))によって捉える
- 痛みによって患者に生じている心象的な変化をよく観察する
- 最後に局所の症状と共に、西洋医学的な見地からも考察して、方剤を決定していく
井手康雄 痛みの臨床14 痛みと光線療法 日医雑誌 2009;138(6):1388-1389
- より多くのエネルギーを組織の奥へ到達させるため近赤外線領域の水とヘモグロビンの吸収波長の間にある吸収されにくい波長を利用している
- 利用している高原による分類
- 直線偏光赤外線照射装置 スーパーライザー 2200mW
- キセノン光照射装置 ベータエクセルXe-10 18000mW
- 低出力レーザ照射装置(近赤外線の光源としてGa-Al-ASの半導体 830nm付近の近赤外線)
- ソフトレーザリー JQ-310 60-180mW
- マルチレーザ5 MLF-601 60mWx5channel
- メディレーザソフトパルス 10 MLD-1006 平均 1000mW
- 鎮痛効果 二重盲検試験による報告あり
- この領域の波長光には、神経興奮抑制作用、血流改善作用、交感神経系の抗不運抑制作用があり、それらの効果が鎮痛作用をもたらしているとかんがえられている
- 細川 交感神経系の過緊張を正常化する