竹林康雄、山下敏彦 痛みに関する理学的検査と補助診断法 整災外 2009;52:491-496
- 電流知覚閾値 CPT current perception threthold
- Neurometer 装置は、皮膚へ電流刺激を加えることで末梢神経を選択的に検査できる装置である。2000Hzの刺激では振動かくや圧覚を伝達する大径有髄神経線維のAβ 線維を、250Hzでは触覚や鋭い痛覚を伝達する小径有髄線維のAδ線維を、5Hzでは鈍い痛覚を伝達する無髄のC線維を各々刺激する
- 本装置で各々の末梢神経を選択的に刺激し、被検者が電流刺激を感じ取れる最小電流刺激が電流知覚閾値CPTである。
- このCPT値を測定することにより、痛覚を伝達する神経線維(主にAδ線維とC無髄線維)の機能を定量的に評価することが可能である。
- また本装置は二重盲検法で行われるため、電流刺激の状況を検者も被検者も把握できないので、神経機能を客観的に評価できる
- http://www.neurotron.com/site/index.html