柴田政彦 慢性疼痛に対する認知行動療法 Journal of medical rehabillitation 2007;16(8):759-761

  • 1960 John Bonica シアトル、ワシントン大学にペインクリニックの施設を作る 臨床心理士であるWilbert Fordyceと協力しオペラント理論に基づく診療方法をとった
  • 目標 
    • 慢性疼痛のうち、条件付けによって獲得された疼痛行動を減らすこと
    • 痛みがあるからーーできない から 痛みはあるけれどもーーできる という肯定的な考え方に修正
  • 行動の変化に着目するのが行動療法 認知の変化に着目するのが認知療法
  • 痛みは慢性化すると、身体的な障害は治癒して侵害刺激はなくなっても、痛みは継続し痛み行動が遷延することがある。これが獲得された痛み行動の意味
  • 認知行動療法は、西洋医学の根幹をなしてきた身体二元論と相対する考え方であり、ヒトの行動、認知、身体、感情は相互に影響し合い、独立してきのうしないという概念を基本としている
  • 日本人に行動療法の考え方を取り入れるのは文化的に難しいが、いわゆる医療依存の予防には使えるのではと考えている