p84 松原貴子 学際的痛みセンター 

  • 学際的痛みセンター
  • 痛みの概念の変化
    • Loeserの多相モデル 侵害刺激nociception, 痛み感覚pain, 苦悩suffering, 痛み行動pain behavior
  • シドニーでの学際的痛みセンター
    • 1994 Dr Michael Nicholas, Royal North Shore Hospital
    • Nicholasは1988-90 LondonのSt Thomas's hospitalのpain management programの初代director
    • 4週間の集中プログラムと週一回午後半日x8週間のプログラムは前者が効果が高い
    • 慢性痛のリハビリプログラムの成果には共通点がある。それは痛みの軽減がわずかであるにもかかわらず、多くの著校を示す
  • 慢性痛は神経系の可塑的変化が一因となって、痛みという一感覚の異常だけでなく、情動な認知にも異常を来す複雑な病態であることが明らかになってきた
  • 認知行動理論に基づくリハビリプログラムでは、不動化や廃用を避け、できることからとにかく運動を行うことが重要なキーとなっている。
  • 慢性痛は神経系の可塑的変容によるものであるが、不動課を回避し運動を負荷することで可塑的変容をおこした神経系をさらに可塑的に良変化させる化膿性がある。
  • 痛みは感覚ー識別的側面だけでなく、感情ー情動的側面をも持ち合わせており、慢性痛はそれらの多面的な問題を包含した複雑な病態である。そのため、多角的なアプローチによって包括的にマネジメントすることが必要となる