- 外側侵害受容系 bottom-up
- 内側侵害受容系 top-down
- bottom-up成分はtop-down成分を促進し、top-down成分はbottom-up成分を逆に抑制する
- 慢性疼痛による異常所見
- fMRIを用いた腰痛治療評価
倉田二郎 fMRIにおける急性疼痛関連脳活動の特徴 麻酔 2004;53:S162-S167
- 活性化した脳神経細胞の周囲にはより酸素飽和度の高い血液が出現。還元ヘモグロビンが少ない血液ではT2*強調MRI信号強度が増加する。この信号変化はblood oxygenation level-dependent (BOLD) effectと呼ばれ、これを神経活動増大としてとらえるのがfMRIの原理である
- Melzackらが分類した疼痛の3要素 全体として疼痛という主観的かつ複雑な現象をもたらす
- 感覚 sensory-discriminative component
- 情動 affective-motivational component
- 認知 cognitive-evaluative component
- 疼痛関連脳活動は早く減衰する
- なんらかの抑制性要素
- 疼痛によりtop-downに抑制性神経活動が生じ、それが脳内神経回路または下行性抑制系を通じて、疼痛関連脳活動を抑制した可能性がある
- 疼痛が上行性である感覚情報処理だけでなく、下行性である注意の影響を強く受けることを示唆