柿木隆介,乾幸二,秋云海,王暁宏,Tran DT,中田大貴 痛覚認知のイメージング 神経進歩2004;48(2):261-273
- 1990年代 痛み刺激に対するPETの報告多い
- fMRI
- 脳波
- 痛覚認知は覚醒度(睡眠)や注意によって大きく変動
- 痛覚刺激を与えている部位に触覚や振動覚のように大径有髄神経を上行する刺激を与えた場合にも、脳波、脳磁図の反応は低下し、自覚的な痛覚程度もそれに相関して低下する
- 熱いものに触れたときや手が痛いときには無意識に手を振る。実はこういう運動は無意味なものでなく、実際に運動によって痛みの程度が低下している
- SI 主に刺激部位の同定
- 例えばSIIに病変のある患者では、刺激が痛みであることが判別できないのに対し、島に病変のある患者では刺激が痛みであるこてゃわかるにも関わらず、それに応じた情動反応や刺激部位を刺激から遠ざける行動が欠落している。したがって、SIIは侵害性刺激の性質認知に関わり、島はその情動認知に関わるのではないかと推察される
- 視床-Si-SIIの経路が刺激のdiscrimitiveな側面(刺激の部位、強さ、種類)に関わり、視床-島-前内側部側頭葉の経路が情動面や刺激に対応する行動に関わるのではないかと考えられる
- C線維刺激による、脳波、脳磁図反応の特徴的な変化は、核制度の変化と注意度による変化が極めて大きい
- アメリカ 1990年度 decade of brain 2000年度 decade of pain manegement of control
柿木隆介 痛覚認知の非侵襲的研究 神経進歩 1998;42(3):396-405