ストレスと臨床2

金 外淑 慢性疼痛に対する認知療法 ストレスと臨床 2005;24:38-41

  • 慢性疼痛患者の心理的特性と疼痛行動
    • 身体の痛みから、極端に体を動かすことを避ける傾向
  • 痛みという症状の背後にある心理的特性をよく理解し、症状がどのような問題から起きているかを明確化することにより、治療の見通しを立て易くなる
  • 認知療法は、その人の思考や信念、思い込みなどの認知的要因に積極的に働きかけ、感情や認知のパターン(考え方のクセ)を修正する治療法
  • 治療場面では、認知療法における認知モデルを導入し、自分の認知の歪みに気づかせ、状況を誤って解釈したときに生じる問題を理解し、その問題を見極め、変えていく方法を治療過程で学ぶ
  • ある出来事に期待通りの評価をうけられないのは自分のせいではない。抑圧されている感情は本人の意志と関係なく、様々な痛みの症状として身体に表れることに気づかせた