2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

身体表現性障害

佐貫一成、山本晴義 身体表現性障害 臨床と研究 2016;93(5):626-632 身体表現障害から身体症状症への改変 DSM-V 身体症状症 DSM-IV 身体症状症、鑑別不能型身体表現性障害、疼痛性障害、心気症(身体症状のあるもの) DSM-V 心気症(身体症状のないもの) DS…

身体的苦悩症候群の治療モデル

太田大介、山田宇以 身体的苦悩症候群の治療モデル 医学と薬学 2014;71(9):1573-1581 身体苦悩症候群は10の機能性身体症候群、身体表現障害をほぼ包括している概念であることが示されている 太田によれば、森田療法の文脈で身体表現性障害を見た場合、患者…

身体表現性障害患者への対応

佐藤寿一 身体表現性障害患者への対応 現代医学 2015;63(2):147-148 身体表現性障害への対応のポイント 1 共感的態度を示す 2 身体的に異常がないことを保証する 3 症状が表れる機序(病態)を説明する 4 症状を付き合う覚悟が必要であることを説明する 5 外…

幼少期ストレスが成熟期における慢性疼痛に及ぼす影響

#1 西中崇、中本賀寿夫、徳山尚吾 慢性疼痛に対する幼少期ストレスによる脳神経機能異常への影響 日薬理誌 2017;149:79-83 #2 西中崇、中本賀寿夫、徳山尚吾 幼少期ストレスが成熟期における慢性疼痛に及ぼす影響 日薬理誌 2017;149:134-138 #2 マウス後肢に…

痛みのカウンセリング

田代雅文、細井昌子 痛みのカウンセリング:受容を目指した治療的対話の創造 Practice of pain management 2013;4(3):164-171 現在の症状のみを「その症状をもつ人間が生活している背景」から切り取って、医学生物学的モデルだけで解釈しようとすると、理解…

慢性疼痛医療における「支える医療としてのマインドフルネスプラクティス」のすすめ

田代雅文、有村達之、細井昌子 慢性疼痛医療における「支える医療としてのマインドフルネスプラクティス」のすすめ:忙しい日常診療に悩むすべての医療スタッフに有用な心理学的方法 日本運動器疼痛学会誌 2015;7:190-195 「強くて何度も知っている(と思っ…

慢性疼痛の心身医学的診察

田代雅文、山田信一、山本洋介、伊達久、細井昌子 慢性疼痛の心身医学的診察:治療的対話の工夫 慢性疼痛 2013;32(1):79-87 痛みは「感覚+不快情動」体験なので、深い情動へのアプローチとして治療的対話が重要となる 「だからそれはその、起こした原因だけ…

痛みのカウンセリング

田代雅文 痛みのカウンセリング ー承認から受容、そして変容に到る道のり ー 最新医学 2016;71(12):2482-2485 脳梗塞で脚が麻痺して歩けなくなった患者のリハビリを例にとってみよる。「ある日突然に脚が麻痺した」という現実は受け入れがたいものである。「…

痛みのClinical Neuroscience

痛みのClinical Neuroscience (雑誌 最新医学 連載)#1 牛田享宏 痛みのシリーズを始めるにあたって 最新医学 70(7): 1262 -1265 2015 #2 小山なつ, 等誠司 痛みの概念を歴史から振り返る 最新医学 70(8): 1690 -1693 2015 #3 北原雅樹 生物心理社会モデルか…