2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

住谷昌彦、山田芳嗣 慢性疼痛症候群の標準治療 理学療法 2011;28(6):768-775

痛みは、”an unpleasant sensory and emotional experience associated with actual or potential tissue damage or described in terms such damage (組織の実質的ないしは潜在的な障害と関連した、あるいはこのような障害と関連して述べられる不快な感覚的…

松原貴子 慢性疼痛症候群の評価法 理学療法 2011;28(6):782-787

これまで、痛みは感覚の異常として、単軸的な捉え方、すなわち生物医学モデルに基づくアプローチがなされてきた経緯があり、そのため慢性疼痛のような多面的要素を含む複雑な病態については対応しきれず、不適切な対応や放置されるケースが多かった。しかし…

松平浩 心因性腰痛 その傾向と対策 Modern Physician 2011;31(9):1115-1118

評価 ”怒り”の感情を強く抱いている患者は間違いなく心因性要素が強い 典型的な心因性要素が強い患者は、自分の想いを「この痛みさえなければ」「この痛みが完全になくなることを強く望んでいる」などと破局的に表現しがちである。”全か無か思考” 恐怖回避思…

痛みをやめられない患者への対応

花岡啓子 痛みをやめられない患者への対応 Modern Physician 2011;31(8):983-986 薬物乱用頭痛の患者は、早めに鎮痛薬を服用しないと薬が効かないという経験のため、痛みそのものより痛みに対する不安から連日鎮痛薬を服用しており、その対処行動の理解と行…

慢性疼痛: 「こじれた痛み」の不思議

慢性疼痛―「こじれた痛み」の不思議 (ちくま新書)作者: 平木英人出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/01/01メディア: 新書購入: 5人 クリック: 28回この商品を含むブログ (6件) を見る予約していたamazonから到着。早速読んだ。 心療内科医の仕事は、「そ…

半場道子 慢性疼痛と脳 連載第5回 Practice of Pain management 2011;2(4):246-256

扁桃体(amygdale) 不快、恐怖、不安、怒りなど、負の情動の発現に中心的な役割をしている 系統発生的に古い皮質内側核と中心核、比較的新しい基底外側複合体に大別される 生きる為に必要な原始感覚(嗅覚、侵害情報、触覚、内臓感覚、視覚、体温感覚、味覚…

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法作者: ちきりん出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2011/01/20メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 30人 クリック: 1,118回この商品を含むブログ (143件) を見る 日本の組織や人の特徴のひとつは、…

2011年に読んだ本のなかから10冊、およびそこからの引用 1-5米国製エリートは本当にすごいのか?作者: 佐々木紀彦出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2011/07/08メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 169回この商品を含むブログ (29件) を見る 日本人 …