2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

心気症

#1 中村敬、樋ノ口潤一郎 高齢者の心気障害の臨床 老年精神医学雑誌 2004;15(4):415-422 #2金井貴夫、石郷岡純 高齢者の身体的心気的訴えの薬物療法 老年精神医学雑誌 2009;29(2):173-179 #3 栗田主一、井上由紀子、野呂雅人 身体的心気的訴えへの医療連携 …

半場道子 慢性疼痛と辺縁系 新薬と臨床 2010;59:S11-S20

集眉の問題は、不安、悲嘆、恐怖、ストレスなどが慢性疼痛にどのような影響を及ぼすのか、回復に至る道順はなにかを探ることである あらためて慢性疼痛の病像を整理すると 末梢組織の障害が完全に治癒しているにもかかわらず、なお続く痛みであり、器質的に…

慢性疼痛における認知行動療法の理論と実際

笠原諭 慢性疼痛における認知行動療法の理論と実際 日本運動器疼痛研究会誌 2010;2:39-47 認知行動療法とは、ある出来事に対する認知(捉え方)と行動を変えることで、問題への効果的な対処の仕方を習得させる治療法である 認知行動療法の基本モデル 認知行…

痛みと拘縮

沖田実、中野治郎、坂本淳也、横山真吾、近藤康隆、本田祐一郎、濱上陽平 痛みと拘縮 日本運動器疼痛研究会誌 2010;2:31-38 組織損傷の有無にかかわらず、痛みが発生すると脊髄後角は過興奮状態となり、この影響で運動神経が刺激され、筋スパズムとよばれる…

学際的痛み治療とチーム医療

北原雅樹 学際的痛み治療とチーム医療 日本運動器疼痛研究会誌 2010;2:24-30 生物医学モデル biomedical model 痛みには生物医学的原因が必ずあり、その原因を物理的治療法で除去すれば痛みは寛解し、痛みの緩解は患者の機能障害の減少に直結する。痛みが治…

中井吉英 慢性疼痛患者の身体・社会・行動 日本運動器疼痛研究会誌 2010;2:20-23

治療の目標を疼痛の改善よりも、痛みがあっても変化した事象(QOLや疼痛行動、認知)に焦点をあてることが肝要である 急性疼痛に対する診断や治療法では、慢性疼痛に治療は難しい。原因ー結果といったh直線的思考からシステム論的考え方に基づく円環的思考へ…

Chan-Toru beta

PC/smart phoneを使って、外出先からDVD recorderの録画予約をするシステム 公式サイト 私の環境 macbook pro/google chrome 6.0.458.1 sony RDZ-D77A 古い機種だが対応あり。リモート録画予約機能のみ対応 手順は公式サイトに詳しい 私の場合 HDレコーダをL…

ドクター・ショッピング―なぜ次々と医者を変えるのか (新潮新書)作者: 小野繁出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/09メディア: 新書購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見る 気になることが病気の人 1 医師から症状についての説明を受け…

半場道子 慢性疼痛の性差  Modern physician 2002;22(10):1245-1248

総体的に女性は男性に比して、より苛酷な痛みを、より長く、より頻回に経験しており、痛みが原因で社会活動に支障をきたしている例が多い 外傷などによって強い痛みが反復持続して加わった場合は、痛覚受容細胞に特徴的な現象、central sensitizationが起き…