2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

痛みと鎮痛の基礎知識[上]基礎編 ~脳は身体の警告信号をどう発信するのか (知りたい!サイエンス)作者: 小山なつ出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2010/02/05メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 55回この商品を含むブログ (3件) を見る…

核磁気共鳴スペクトロスコピーを用いた高齢者の慢性腰背部痛における

岩下成人 核磁気共鳴スペクトロスコピーを用いた高齢者の慢性腰背部痛における痛みと心の脳機能評価 Osteoporosis Japan 2010;18(1):63-65 痛み刺激を受けると、痛みの部位や強度を認識する識別的側面と同時に、痛みに伴なう不快感や不安感が惹起され、この…

鎮痛補助薬による神経障害性疼痛の治療新情報

武田泰子、井関雅子 鎮痛補助薬による神経障害性疼痛の治療新情報 Brain Medical 2009;21(3):273-278 痛みは主観的な感覚である。しかし、視覚や聴覚、嗅覚などの五感と異なり、不快であるにもかかわらず共有できない感覚のひとつである 神経障害性疼痛の定…

菊池臣一 痛みの臨床 21 腰背部痛の診断とその対処法 日医雑誌 2010;138(11):2306-2307

慢性腰痛の場合には、単独で有効性が立証された治療法はないのでが現状である。現時点では、共感を示して激励する。そして、自ら実践的運動療法を指導する。この場合、運動の種類は問わない。継続することが大切であることを話す。医師は、cureでなくcareの…

脊髄における下行性抑制系の役割

川崎康彦、河野達郎 脊髄における下行性抑制系の役割 Brain Medical 2009;21(3):251-256 人体は生まれつき痛みを和らげる仕組みを備え持っている。痛い部分を押さえたり、何かに集中したりすると痛みが軽減することを、われわれは自然に知っている。これは生…

痛みの生物学的意義と扁桃体の役割

加藤総夫 痛みの生物学的意義と扁桃体の役割 Brain Medical 2009;21(3):243-249 痛みの検出機構 痛みの分析機構 明確な身体地図(somatotopy)を持つ視床と大脳皮質の神経回路を用いる 情動 正/負情動 負情動 有害事象に対する警告として得られた機能 情動応…

細井昌子、富岡光直 痛みと不信 痛みの情動成分への対処の重要性 Ortho Community 2009 No33 p7-8

整形外科医が外科医であるとともに、心身医学を含んだ診療を患者から求められていることを実感する。整形外科の手術の妙に加えて、ヒトの心と体の妙を体験的に理解しているのが整形外科領域における名医であろう 末梢の痛覚線維から上行した侵害受容情報は、…