2009-10-07から1日間の記事一覧

住谷昌彦、宮内哲、前田倫、斎藤洋一、柴田政彦、真下節 幻肢痛とRamachandranの鏡 痛みと臨床 2007;7(1):23-28

幻肢痛でこの知覚ー運動ループについて考えると、「脳からは切断肢を運動する指令(例 姿勢制御など)がつねに発動されているが、実際には切断肢の運動は起こらない為に感覚のフィードバックがなく、視覚ー運動ループの整合性が得られていない」状況であrと…

斎藤洋一、住谷昌彦、真下節、吉峰俊樹 幻肢・幻肢痛のメカニズム 痛みと臨床 2007;7(1):2-7

幻肢痛とは 四肢の切断後、あるいは腕神経損傷などの原因で四肢への神経連絡が絶たれた後に、その四肢があたかも実存するような感じ(phantom sensation)、それが激しく痛む現象をいう 原因 大脳皮質への痛みの刷り込み説、脳のneuromatrix説、大脳および視床…

住谷昌彦、宮内哲、柴田政彦、真下節 病的痛みは視覚と相補的(cross-modal)である 麻酔 2007;56:S71-77

視覚と体性感覚は、身体周囲の環境を知るための環境系として生理的条件においてはお互いの認知に影響を与え合う相補的な(cross-modal)な関係であることが知られている 病的痛みが視覚に与える影響 暗条件では健常者の主観的自己正中はやや左にずれ、左CRPS患…