2008-04-11から1日間の記事一覧

本田哲三、丸田俊彦 慢性疼痛の治療 精神科治療学 2000;15(3):289-296

Fordyce WE 疼痛の体験をめぐる随意行動を疼痛行動とよび、慢性疼痛患者での治療の対象となるのは疼痛行動であると考えた。 目標 痛いから何もできないという患者の否定的な認知思い込みを、痛いけどやるべきことはやれるし、生活も楽しめるといった建設的態…

町田英世、中井吉英 慢性疼痛の治療 精神科治療学 2000;15(3):281-287

主観的な疼痛という体験は身体的病因のみで語れるはずもなく、心理社会的要因の考慮もなされるようになってきた。慢性疼痛は後者の比重が増している病態といえ、個別な病因で割り切れるものではないために、心理療法という枠だけで疼痛を語ると全体的な病態…