- 第1回 マインドフルネスって何?
- マインドフルネスを一言で言い表すと、「今」という瞬間に対する気付きのこと
- 現在の時間の流れと思考内容の時間の不一致に自覚的になるおとができれば、自分の思考と距離をとって向き合うことが可能となる。つまりストレスに巻き込まれにくくなる
- 第2回 苦痛と苦悩の違いについて知ろう
- 白くまの姿をイメージする。これから3分間白くまのことを考えないでくださいといわれても難しい
- 人間は自分の考えを必ずしも自分の意図するように扱えるわけではない
- 自分の思考や感情と言った内的な状態が仕事のパフォーマンスに対して妨害要因になっている
- 苦痛 からだや心に感じる苦しみや痛み 苦悩 あれこれお苦しみ悩むこと
- マインドフルネスは、元の苦痛に余計な判断を加えずありのままに捉えることに加え、苦悩が広がっていく思考のプロセスに気づいて距離を取り、これに巻き込まれない態度をとることといえる
- 第3回 苦悩の正体
- 過去や未来についての考えに自分の注意を奪われ、「今」という一瞬一瞬の時間の長れを意識することから離れてしまい、自分の行動に無自覚になる状態を、「自動操縦状態」と読んでいる
- 苦悩が増幅するプロセスに巻き込まれないようにするためには、自分の思考の動きが「この言語マシーンが自動でうごいているようなものである」と認識することが非常に役に立つ
- 言葉や思考から自由になるのは難しい
- 必要なときに意図的に、言葉や思考から距離を置けるようになれる練習をすればよい。具体的には、何かストレスを生じさせる出来事に直面した時や、好ましくない感-情の変化を感じたときなどに、自身の感情プロセスに注意を向けるようにする
- 第4回 マインドフルネス・スキルと身体感覚
- マインドフルネスステレス低減法 呼吸に注意を向ける/座って瞑想する/身体の感覚に注意を向ける(ボディスキャン)/歩き瞑想/食べる瞑想/ヨガ
- 「今」という瞬間に注意を向ける練習をする必要がある
- 心を無にするといったような思考や感情のコントロールは基本的にはできないと考えたほうがよい
- 第5回 何のためのマインドフルネス
- ACTの観点から、マインドフルネスは、「人生において、自らの本当に望む行動を増やしていくための補助的なスキル」といえる
- ACTにおける「価値」とは、「人生を方向づけたり行動の原動力となったりするような、個人tネキな強みや資質」を意味する-
- 自分の施行がアクションに与える影響は強いが、施行がアクションを引き起こしているわけではない
- 「私は立ち上がって歩けない」と考えながら、立ち上がってあるくというアクションはできる
- 考えている内容と実際のアクションは、基本的には独立している
- 6つのコアプロセス アクセプタンス、脱フュージョン、今、この瞬間との接触、文脈としての自己
- 第6回 「今、この瞬間」との接触
- いまの瞬間の中を生きているのにもかかわらず、容易に過去や未来の施行に入り込んでしまう
- 「今、この瞬間」への注意がそれやすいパターンに気づいて行動を変えることが、「「今、この瞬間」との接触」のプロセスである
- 刺激に向ける注意 3つの側面 「注意の焦点付け」「注意の広がり」「注意の柔軟な配分]
- マインドの2つのモード 「問題解決モード」「夕焼けモード」
- マインドフルネススキルを身につけるためには、必要に応じてこの「夕焼けモード」に意図的に切り替えるようにしていく練習をする必要がある