- アクセプタンス&コミットメントセラピー ACT
- アクセプタンスとは、ネガティブな思考や感情を修正・除去するのではなく、観察・受容することを意味する
- コミットメントとは、ネガティブな体験を逃避・回避することに腐心するのではなく、自分の価値を再発見・再自覚し、その価値に基づき自分のペースで行動していくことを意味する
- このようなアクセプタンスとコミットメントがペアになって社交ダンスのステップを踏んでいくように柔軟にトリートメントを進めていく
- 逃げる避けるを積極的にやめてもらう=アクセプタンス
- その人の価値に基づいた些細だけと身体に良いことをしていく=コミットメント
- ヘキサフレックスモデルと6つのコアプロセス 心理的柔軟性 アクセプタンスとマインドフルネス
- アクセプタンス
- 今、この瞬間
- 価値の明確化
- コミットされた行為
- 文脈としての自己
- 脱フュージョン
- 手を冷水にいれる
- 痛みのメカニズムの説明群、痛くないと暗示群 長さ変わらず
- 痛みを観察しましょう 長く冷水に入れられる
- マイドフルネス
- 意図的に今この瞬間に価値判断をすることなく、注意を向けること、Kabat-Ainn, 1994, P4
- 5つのスキル
- 観察をする 内的・外的体験に気づいたり、注意を向ける
- 記述をする 内的体験を言葉でラベルづけする
- 自覚的に行動する いま この瞬間 自分がしていることに自覚的である →← 自動操縦のように何かを行う
- 内的体験を判断しない 思考や感情員対して良悪などの評価を下さない
- 内的体験に反応しない 思考や感情に動じたり 振り回されずにそのままにしておく
- 認知的フュージョンと体験回避
- 問題なのは認知的フュージョンと体験の回避
- 認知的フュージョン
- 事実と自分の考えたことが分離てきていない状態
- 体験の回避
- ある個人が特別な内的体験(身体感覚、感情、思考、記憶など)と接することを渋り続けるときに生じる現象
- その経験の形態の頻度、さらにその経験が生じる文脈を変えようとする
- 体験の回避の悪循環
- 1 直前条件 ネガティブな内的体験あり
- 2 行動 場面逃避、過度な飲酒、自殺未遂等
- 3 直後条件 ネガティブな内的体験なし
- 1にもどる →重篤な心身障害
- ACTを受けた人の感想
- 不安と距離をとる 不安をなくすのではない
- 心に浮かんだことに従わない
- 症状をなくすのではなく、症状を受け入れる
- ACT いきる力を援助する
- 生きる=粋、活き、意気、逝き という語に関係するあらゆる人間の活動(精神活動も含む) = living with acceptance and commitment
- 疾患等別のACTのRCT件数
- 9 慢性疼痛、8不安障害, 7気分障害、4 禁煙、3 DM,てんかん、精神病性障害、物質依存、2 抜毛、一般的な精神健康ケア、1 がん、摂食障害、境界性パーソナリティ障害
- ACTの問題点