- 2014/05/7 第五回 認知行動療法の基本技法 セルフモニタリングと行動活性化
- 協同実証主義 collaborative empricism
- 協同 対等な関係で力を合わせ
- 実証 よき工夫を探索していく
- クライエントの症状、問題を外在化、対象化
- 今つきまとわれている困難さに対して、どう手が打てるかがテーマになる
- セルフモニタリングを促す
- 集団認知行動療法
- 行動の活性化を促す
- 「しないまま過ごす」を減らす
- 「とりあえずやってみる」を増やす
- 行動活性化を促す会話
- どうせ無理だろう → ええ、無駄を体験して見るのです
- やりとげられないさ→途中までで良いのでやってみましょう
- 苦い思いをするに決まっている → どんな苦さがどれだけ生じるか調べてみませんか
- もし、うつが今より少しらくになったら、どのようなこと(活動)を始めようとしますか
- もし、うつが回復していることに自分が気付くとしたら、どのようなこと(活動)をしている瞬間でしょうか?
- 今ほどうつが、ひどくなかった頃、心配事もなく、元気も休日に、あなたはどのような過ごし方をしていたのでしょうか?
- 昔、楽しめていた活動の中で使用していたもので、今、埃をかぶったままにしているもの、長くしまったままになっているものがありませんか?
- 行動活性化のための面接の進め方
- テーマに沿って最近のある時の想起を求める
- いつどこで何をして(何を見ていて)どんな気分考えなどの想起を求める
- 今度同じような状況があったら何ができるのか活動案についてアイディアを出しましょう
- 実行しやすくする工夫をシートに書き込む
- うつの人の気にしやすいこと
- お金を使ってしまうこと、体調体力、人に迷惑をかけるのを申し訳なく思う
- クライエントの意欲がわかなくてという報告に、意欲がわかないのですねとオウム返しする。このようなマイナス面に焦点をあてるやりとりを、セラピストが共感にあふれた有効な面接と思い込んで延々と継続する中から、望ましい変化は生まれにくい
- 行動活性化の手続き
- 行動活性化を進めるには、まず、クライエントの現在の生活がどうようになっているかを、クライエントとセラピストが協同実証主義の関係において対象として(外在化して)ながめてみることから始まる