- 2014/04/9 第二回 認知行動療法2 認知行動療法を支える原理とその活かし方
- テキストより
- 認知行動療法のつかみどころのなさについて
- 絶対的な創始者がいない
- 大半の心の問題は素因(うまれつき)や偶然を含むさまざまな要因が絡み合って出来上がった悪循環のために、改善が得られにくくなっているといった理解が最も妥当
- 認知行動療法では、原因を探そうとせず、ひたすら「変化しやすさをどのように提供するか」に集中する
- 根本原因を確実につかんだうえで援助を進めるわけではない
- クライエントのセルフコントロールで、より質の高い生活を維持してもらえるようになるというのが、認知行動療法の目的
- 変化の常識1 直後の快や安堵に影響される
- 普遍的な原理 「人がある状況で、ある自発的、能動的な反応をとることが多くなってきた、あるいは弱に少なくなってきた」という変化は、「その反応が直後に生じた「変化」に影響される
- 望ましいを増やすと、望ましくないを減らすは表裏一体
- 変化の常識2 ふるまいや考え方の直前には手がかりがある
- 変化の常識3 ふるまいや考え方を自分で確認するとそこに変化が生じる
- 変化の常識4 考え方もモニターしチェックすることで変化していく
- 変化の常識5 人のふりみて
- 変化の常識6 衝動とともに過ごす術を体得する
- 放送より
- 認知行動療法
- 根本原理に拘らない、原因追求しない
- 先行、手がかり→ふるまい、行動→結果、快出現、不快消失
- 感染症治療モデル (根本原因モデル) 原因→ 結果 (生物医学モデル)
- 生活習慣病モデル(認知行動療法モデル) 多因子 (生物心理社会モデル)
- 行動療法アカデミー 奥田健次
- ある行動を生じにくくするための工夫
- 行動を誘発する手がかりを制限
- 行動を強化しているものを撤去する
- その場で別お行動を強化していく
- その行動に今ある快の消失を伴わせる
- その行動と将来の快の消失を伴わせる
- 注 その行動に嫌悪を伴わせるは控える
- 出来事→受け止め、考え→感情、気分
- 自分の受け止め方、考え方を振り返ってみる際のポイント
- どこに注目して、どこを見逃したか?
- どのように解釈したか?
- それって本当に深刻なこと?
- 社会的スキル訓練 人とのやりとりのコツを獲得する
- より適切なスキルを明確に
- スキルのモデルを観察する
- モデルをまねてロールプレイ
- フィードバックをうける
- 実際の場で確かめる