依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る? (こころライブラリー)
- 作者: 廣中直行
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 動機付け面接
- 依存症治療の第一歩は、自分が依存症であることに「気付く」ことだといわれてきた。なぜならそれが、一番難しいからだ。依存症は「否認の病気」ともいわれてきた
- 認めていないのではなく、気づいていなのである。脳の中の「島皮質」と呼ばれる部分の機能が低下していると、このような「気付き」が損なわれる。もともと気がついていなのであるから、認めようもない
- 「気づき」を促して自発的な治療意欲をつくること 治療的面接
- 動機付け面接には、なんと古代ギリシャの哲学者ソクラテスの教えが生かされている。ソクラテスは本を書かず、人々との対話の中で哲学を作り上げた。ソクラテスが行った対話とは、相手の言うことを認め、あれもこれも認めて、その中で、相手が自分でも気づいていなかった小さな矛盾を取り上げ、それをクローズアップすることだった。こうやって相手の考えを鍛えた