西須孝 こどもの痛み 日本運動器疼痛学会誌 2013;5:53-60
- こどもの痛みは、条件反射の如く「痛みの経験」と密接に関連しているように思えてならない
- 3歳以下の幼児では「いたい」という言葉を正しく使っていないことが少なくない
- 親が日常”腰痛い”というのを真似して、”腰痛い”ということが最終的な結論となった
- 被虐待児 「いたい」と言うと、より痛いことをされることを学習した結果と考えれば当然のように思われる
- 成長痛
- まだ子育てに慣れていない親が我が子を心配して医療機関を受診したケースが対象となっている調査が多いため、成長痛とは直接関係のない要因が拾い上げられてきている用に思われる
- 私見であるが、成長痛とは骨成長にともなう伸長刺激による痛みが疼痛閾値を超えた時に生じるものと考えている
- 痛みの訴えに先行する痛みの症状 跛行と筋萎縮
- 小児の関節外科手術の短期成績において、関節痛が問題となることはほとんど無いことに気づいた