行動療法・認知行動療法・マインドフルネス

有村達之 行動療法・認知行動療法・マインドフルネス 日本醫亊新報 2011;4534:83-84

  • マインドフルネスとは「今の瞬間にしていること、感じていること、そこに存在していることに、価値判断をしないで意図的に注意を向ける」という精神状態を指す
  • マインドフルネスが訓練によって獲得されると、患者は不快な出来事や症状に耐え、それらを受容できるようになる
  • 慢性疾患では症状の消失や改善が難しく、疾患を受け入れて生活できるようになることが望ましい。そのためにCBTでも、マインドフルネスや受容促進を治療目標にする治療法が次々に開発された
  • 代表例としてマインドフルネスストレス低減法(mindfulness-based stress reduction:MSBR),アクセプタンスコミットメントセラピー(acceptance commitment therapy:ACP),文脈的認知行動療法(contextual cognitive-behavioral therapy;CCBT)などがある